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野球と書評に関するshoji-noのブックマーク (2)

  • 長谷川晶一『夏を赦す』|野球の本棚 : 野球の記録で話したい

    2013年09月30日 12:43 長谷川晶一『夏を赦す』|野球の棚 Tweet 東京へ向かう車中で読了。何度か泣きそうになった。 日ハムのエースだった岩勉は、阪南大学高校(旧大鉄高)時代から傑出した投手だったが、下級生の不祥事のために3年生の夏は予選にも出場できなかった。そのときのチームメイト、同級生や先輩、後輩のその後の人生を描いている。 長谷川さんはいつもビデオジャーナリストのように、取材の過程そのものを時系列で追いかけ、描写していく。その手腕は確かで、読者は安心して後ろから付いていけばいいのだ。 長谷川さんは「これが運命の分かれ道だった」とか「結果的にはこれが命取りだった」のような時間を飛び越えた表現をほとんど使わない。 司馬遼太郎など、歴史小説家の作品を読むと、こうした表現が数多く出てくるが、これは作家が物語を俯瞰していることを意味している。いわば「神の視点」で物語っている

  • 『10・8』 - 日本プロ野球史上最高の一戦。 - HONZ

    プロ野球が、当の意味で国民的スポーツだった頃の記録だ。 1994年10月8日。セ・リーグのペナントレース最終戦、巨人vs中日。この日までに129試合を消化した両軍の戦績は、共に69勝60敗。勝敗数が全く一緒の同率首位でピタリと並んでいた。そして、残された最終戦。リーグ優勝の行方を決める運命のカードは、ナゴヤ球場での直接対決となったのだ。最終戦で、同率首位の2チームが直接雌雄を決するというドラマチックな展開は、日プロ野球史上初のことであり、現在もなお、これが唯一のケースだ。ちなみに、フジテレビ系列で全国放送されたこの一戦の平均視聴率は48.8%、瞬間最高視聴率はなんと67.0%という驚異的なものだった。 あの日、ナゴヤ球場には確かな熱気と興奮があった。当事者である選手達にとっても、日全国の野球ファンにとっても、強烈に心を打つものが、間違いなく存在していた。あれから20年近い歳月が過ぎよ

    『10・8』 - 日本プロ野球史上最高の一戦。 - HONZ
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