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ブックマーク / baseballstats2011.jp (2)

  • 長谷川晶一『夏を赦す』|野球の本棚 : 野球の記録で話したい

    2013年09月30日 12:43 長谷川晶一『夏を赦す』|野球の棚 Tweet 東京へ向かう車中で読了。何度か泣きそうになった。 日ハムのエースだった岩勉は、阪南大学高校(旧大鉄高)時代から傑出した投手だったが、下級生の不祥事のために3年生の夏は予選にも出場できなかった。そのときのチームメイト、同級生や先輩、後輩のその後の人生を描いている。 長谷川さんはいつもビデオジャーナリストのように、取材の過程そのものを時系列で追いかけ、描写していく。その手腕は確かで、読者は安心して後ろから付いていけばいいのだ。 長谷川さんは「これが運命の分かれ道だった」とか「結果的にはこれが命取りだった」のような時間を飛び越えた表現をほとんど使わない。 司馬遼太郎など、歴史小説家の作品を読むと、こうした表現が数多く出てくるが、これは作家が物語を俯瞰していることを意味している。いわば「神の視点」で物語っている

  • 野球の「美談」とは何か|野球史 : 野球の記録で話したい

    2012年10月18日 11:02 野球の「美談」とは何か|野球史 Tweet 日曜日においしいお酒をご一緒させていただいた、のぶ。さんが、メールで教えてくださったのだが、巨人の3選手がタイトルを獲得するについて、ある「美談」が出来上がっているという。 「作為」の話は一通り終わったつもりでいたが、私はうーんと唸らざるを得なかった。 10/15の「徳光和夫の週刊ジャイアンツ」で原辰徳監督が、徳光和夫氏に長野、坂、阿部のタイトル争いについて激白したというのだ。 (1)長野、坂の話 長野、坂の最多安打争いでは、最終戦で長野に坂の安打数が並んだ次点で、原監督は長野にこう話しかけたという。 【原】「勇人が3打ったと。君と並んだ。君の中で、この打席を打つかい?」と。 「今まで頑張って144ゲームやってきてるわけだから、この1打席に関しては選択肢を与える」ということを言いましたら、(長野は)「

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