再エネ電源を電力系統の「調整力」に、活用方法の検討がスタート:第50回「需給調整市場検討小委員会」(1/5 ページ) 出力が変動する再エネ電源の大量導入に伴い、電力系統の安定化に必要な「調整力(ΔkW)」の確保が重要となっている。政府ではこの調整力にFIP電源等を活用する検討を開始し、このほどその課題整理や技術・制度面での検討が行われた。 太陽光発電や風力など、将来的な変動性再エネの大量導入に伴い、調整力(ΔkW)の必要量が増加すると想定されている。これまで調整力は主に火力電源や揚水発電等が供給してきたが、今後はDRや蓄電池、さらには変動性再エネ自体も調整力として活用することが期待されている。 変動性再エネには、FIT電源・FIP電源・非FIT/FIP電源があるが、インバランスリスクが無く市場価格に関係なく出力されるFIT特例①・FIT特例③と、インバランスリスクがあるFIT特例②・FIP