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ブックマーク / blog.goo.ne.jp/jyoshige (67)

  • 『フクシ伝説』 好きなことを好きなだけやってきた親子の物語 - Joe's Labo

    あらたまって紹介するようなでもないのだけど、暇つぶしに読んでみたら、いろいろと 考えさせられてしまったので紹介。三冠王の一人っ子、落合福嗣くんの自伝である。 まだ学生の身分で自伝というのも、なんだか凄い話だが。 様々な芸能人にため口をきいたり、女子アナにセクハラしたり(小学生時)、 篠塚に「おまえの背番号、父ちゃんによこせ」と詰め寄ってみたり、そういう伝説の検証 から入り、後半は父である落合監督との対談に入るのが、ここが色々な意味で深い。 有名な話だが、落合博満というのは、いわゆる野球エリートコースの出身ではない。 甲子園には出たこともないし、大学野球も活躍どころか半年で中退した。 人いわく、「7回も野球を辞めた」そうだ。 中でも、最後の辞めっぷりが凄い。大学入学して三カ月、野球も大学も何もかもが嫌になり ぷぃっと寮を出て2週間以上、公園で寝泊まりしていたという。 それから大学辞めて田

    『フクシ伝説』 好きなことを好きなだけやってきた親子の物語 - Joe's Labo
  • 月刊CIRCUS 12月号 - Joe's Labo

    Unknown (スターチスの花言葉) 2010-11-12 19:17:41 藤原和博氏のインタビュー拝読しました。同じ職場で 3~5年は続けて働いた方が良いという所は自分には実践出来ていないことです。 あとサラリーマンにとって自分と合わない上司とずっと一緒に仕事する事ほど悲惨なことはないとおっしゃっていましたね。真剣に転職を考えたほうがよいと書いて有りました。 一つの職場で長つづきしていないので自分は反省しています。 おっしゃっていることはわかります (ネルフ部) 2010-11-12 19:59:25 >「軸をどこに置くかということです。軸は絶対に会社に置かなければならないという時代では もはやないと思います」 その通りだと思います。その人の能力で評価される時代が徐々に来ると思います。 新卒時のチャンスをつかんで正社員なれば、会社に残るにしても転職するにしてもスタートライン。新卒時

    月刊CIRCUS 12月号 - Joe's Labo
  • 今見ると、「日本以外全部沈没」は実に素晴らしい映画だ - Joe's Labo

    全然大した話じゃないのだけど、先日たまたま鑑賞した「日以外全部沈没」という映画 について紹介。この映画、知ってる人も多いと思うが、日映画にしては割とそつなく まとまっていた「日沈没」のパロディ作品。 要するに日以外が全部沈没して、日に逃げてきた世界各国の人々の悲喜こもごもを 皮肉たっぷりに描くわけだが、これが実に小気味よい。さすが「イカレスラー」の川崎監督。 ただ、僕がわざわざ3年前の映画についてここで書こうと思ったのは、今見るとその ブラック度が飛躍的に高まっているから。以下、劇中より意訳。 日の総理「そういえば、北方四島、全部沈んじゃったねえ、残念だったねえ」 元ロシア大統領「何言ってるんですか、元々あそこにロシアの島なんて一つもありませんよ」 中韓の元・元首「いやあ、ちょうど神社にお参りしてきたところです!日最高!」 元国連事務総長「おまえら、歴史はどうした?」 中国

    今見ると、「日本以外全部沈没」は実に素晴らしい映画だ - Joe's Labo
  • ラーメンは滅びんよ、何度でもよみがえるさ - Joe's Labo

    九州系ラーメンの伝道者とも言える桂花ラーメンが事実上倒産してしまった。 実は昨年、10年ぶりにべる機会があったのだが、ずいぶん淡白な味になったなと 感じたことをおぼえている。 いや、薄くなったとか不味くなったとかじゃなく、新鮮味がないというかなんというか。 社会全体がめまぐるしく変化する中で、90年代から止まっているような印象をもってしまった。 外全般が競争の激しい業種だとは思うが、中でも最激戦区はラーメンだろう。 誰でもべるし、誰でも通になって一家言もてる。そして、誰でもやれる。 何年も徒弟修行する必要もないし、難しい免許がいるわけでもない。 元ヤンだろうがサラリーマンだろうが、腕一で「自慢の一品」を出せてしまう。 と書くと、まるで秩序の無い百鬼夜行状態のように見えるが、実際にはバラエティに富んだ 魅力ある産業が生まれている。常に進化し続けるし、地方からも新たなブームが沸き起こ

    ラーメンは滅びんよ、何度でもよみがえるさ - Joe's Labo
  • 週刊プレイボーイ最新号 - Joe's Labo

    今週号の週刊プレイボーイの特集『だからキミらは就職できないんだ』にコメントしているのでご報告。 僕はちょこっとコメントしているだけなのだが、全体的によくまとまっていて、単純な氷河期 ではなく、新卒採用という価値観自体がシフトしつつあるという現状を上手く取り込めている。 たとえば、「学歴の希薄化」がそうだ。 この点について、ジョブウェブの佐藤孝治氏の分析する受験エリートの弱点が秀逸すぎる。 「社会人とのコミュニケーションが苦手」 「暗記は得意だが、主体的に物事を考えない」 「自分のPRポイントがわからない」 「志望動機が語れない」 「何がしたいのかわからない」 そして氏は「東大生なんて全国暗記我慢大会の勝者でしかない」と切り捨てる。 ちょっと残酷かもしれないけど、採る方からすると、これはまったくもってその通りだと思う。 もちろん受験エリート全員がそうではないけど、入試突破時点で人間として歩み

    週刊プレイボーイ最新号 - Joe's Labo
    sizukanayoru
    sizukanayoru 2010/10/29
    先生、今回は釣りですか・・・
  • 2020年、日本が破綻する日 - Joe's Labo

    既に各所(こことかこことか)で職の方が取り上げているので、いまさらながらという気も するが、ブログ読者向けに紹介しておこうと思う。 『世代間格差ってなんだ』の共著者である小黒氏の新刊だ。 世代間格差という大きなテーマに沿いつつ、財政と社会保障の課題と改革の方向性について 解説する。 書も指摘するように、日の財政が急速に悪化している原因は、増大する社会保障給付に ある。75年、給付12兆円、保険料収入10兆円に過ぎなかった社会保障予算は、07年には給付 91兆円、保険料収入57兆円の規模にまで拡大し、公費で負担しなければならない差額は34兆円 にまで拡大した。 しかも、この差は、毎年約1兆円ずつ拡大すると予測されている。 医療や年金といった社会保障の見直しもせず、かといって保険料引き上げや増税による財源確保 にも手をつけないことで、何が起こっているか。 聖域なきコストカットの対象とさ

    2020年、日本が破綻する日 - Joe's Labo
  • ピースボートに乗ってみたくなりました - Joe's Labo

    僕は正直いって社会学系のというのがあまり好きではなくて、 「そんなこと実社会で働いてれば誰でも知ってるだろう」的なことをぐだぐだ書いている という印象しかない。 そんなわけで、書も東大の総合文化研究科博士課程在籍の若手社会学者のということで あんまり期待せずに読みだしたのだが、途中でやめられずに一気に最後まで読んでしまった。 一言でいえば、ピースボート乗船日記である。 ピースボートといえば、辻センセイ率いる左翼団体というイメージしかなくて、よく わからないけれども代金払って数カ月して帰ってきたときには筋金入りの活動家にされて そうな印象しかなかったが、全然そんなことはないらしい。 一応「9条勉強会」みたいな自由参加式のイベントはあるらしいが、熱心に参加する人は 少数で、実態としては若者から定年した団塊世代まで、いろいろな年代、職業の人達の参加 する賑やかなツアーだそうだ。 著者は乗

    sizukanayoru
    sizukanayoru 2010/09/20
    "自分探しは多くの人間にとって、何かを諦めるプロセスでもある。"( ..)φメモメモ 本人にとって何かを諦め、社会に仲間入りする儀式であるなら、自分探しの旅はわるいことではない。
  • 書評:地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか? - Joe's Labo

    以前、映画『国道20号線』の富田監督と対談した時、社会がどんどん発展して、インフラや 衣住の地域差がなくなるほどに、逆に地方と東京の格差は拡大するよねという話題となった。 国道というインフラを通じて、地方は物流から価値観にいたるまで東京型に組み込まれ、 都市から流される情報の受け手に成り下がる。その中で育った若者の多くは都市へと流出し 後にはチープで金太郎飴的な寂れた地方都市だけが残るというわけだ。 その時は解決案までは思い浮かばなかったのだが、たまたま手にした書の中にそれがあった。 もはや日は全国一律のインフラは維持できないので、今後は過疎地域から中核都市への 集約が進むはずだ。その中で、駅前の再開発や大規模ショッピングセンターの誘致は、一見 すると時流に即したアプローチに見える。 だが“宇都宮109”のように、失敗するものが少なくない。 むしろ、松江の天神町商店街や善光寺前のぱて

  • 書評『成熟日本への進路 』 - Joe's Labo

    書の主張はシンプルだ。 今の日には、長期的なヴィジョンが欠けている。 そして、清国や共産圏を引き合いに出し、ヴィジョン無き国は滅びると説く。 そして、著者の掲げるヴィジョンもまた明快である。 日は人口や生産性といった点で既に成熟フェーズに突入しており、どうあがいたところで 成長フェーズには戻れない。 ならば、効率的な再分配で国民の幸福度を高める方向にシフトしようというもので、 そのための具体策が書では様々に展開される。 「何が何でも成長で増税回避」という上げ潮な人とはかなり異なるスタンスだが、現実には 同様の立場の人の方が多数派ではないか。要するに、社会保障の効率化である。 ところで、著者はかなりのリベラルな発想の持ち主で、医療、介護の全額無料化および、 生活保護の拡大による全貧困層の救済を提言する。 そのために必要な追加予算は24兆円、消費税にして約10%で、それでもヨーロッパの

  • 今回の選挙から見えてきたもの - Joe's Labo

    選挙結果についてコメントを求められたが、特に話すことが無くて困った。 竹中氏が「盛り上がりと熱意に欠ける」と言っていたがまったく同感。 それでも、注視してみると、いくつかの流れは見えてきた気がする。 ・消費税 頭の悪いメディアなら「やはり消費税は鬼門だ」と解説するだろうが、騙されてはいけない。 最初に消費増税を掲げたのは勝った方の自民党であり、民主は数値も時期もマニフェストに 書いてすらいない。 ついでにいえば、一貫して消費税引き上げに反対し続けた国民新党と共産党は共に議席を 減らしている(みんなは行革優先とぼかしている)。 というわけで、もはや消費税議論はタブーではなくなったということだ。 そもそも経済成長と財政再建はまったく別物であり、前者に障るから先延ばしてよい という段階はとっくに過ぎている。 この先、さらに数が減り続ける現役世代だけでもっと重い荷物を背負っていくか、それとも 高齢

    今回の選挙から見えてきたもの - Joe's Labo
  • 共産党という名の貧困ビジネス - Joe's Labo

    「大企業の内部留保」でさんざん雇用問題の議論を迷走させてくれた赤旗が、選挙前に また妙な話を言いだしている。なんでも、日の法人税はいろいろな隠れ優遇策があって むしろ引き上げるべきなんだそうだ。 騙される学生がいてはいけないので簡単に解説しておこう。 仮に、ある会社が日アメリカの事業所で1億円ずつ稼いだとしよう。 日で2億円を確定申告すると8千万円の法人税が発生するが、アメリカでも2500万円ほどの 法人税が発生する(法人税率をそれぞれ40、25%とする)。 このままだと明らかな二重課税なので、海外で支払った分は“外国税額控除”として ここから差っ引くことができる。つまり、結果的に日国に払う税額は5500万円だ。※ 当然、海外展開している企業(つまり海外での売り上げの多い企業)ほど経常利益に対して 納める税の額は低くなっていく。 海外売上比率が7割と言われるソニーのような会社を引

    共産党という名の貧困ビジネス - Joe's Labo
  • 経済系の本の選び方 - Joe's Labo

    もうあちこちで紹介されているので内容については触れないが、良い機会なので経済系の 書籍の選び方について触れておきたい。 ちょっと大きな書店に行くと、経済系のが山積みになっていると思う。 「世界恐慌~」とか「バブル再来~」とかいうフレーズのは、たいていいつの時代も 一定の人気がある。 不安を煽って商品を買わせるのも、「不安なんてないですよ安心していいですよ」という お札を売りつけるのも、根っこは同じ“不安ビジネス”である。 ひどいのになると、数年前まで恐慌出してたのに、突然「楽観」に転向する人もいて、 その辺の人間模様はなかなか面白い。 では、当に読むべきはどうやって見分ければいいか。 1.出版社名でフィルターをかける。 日経やダイヤ、東洋経済等といった経済系の出版社であれば、自分たちで一定のフィルター はかけてくれているので、極端な外れというのはあまりない。逆に無名出版社や、大

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  • 色褪せる民主党 - Joe's Labo

    先週末出そろった各党マニフェストを読み比べてみると、色々と面白いことに気づいた。 全般的に民主党の政策に元気がなく、みんなの党など改革を売りにした新党と比べると 地盤沈下が著しい。 一方、死に体だとばかり思っていた自民党が、「法人税引き下げ、消費税引き上げ」を 明記するなど、意外な進歩を見せている。 たとえば公務員制度改革について、自民党は、天下り根絶+あっせんに刑事罰と明記する など鼻息が荒い。みんなの党の公務員に対するシビアな姿勢についてはあらためて 言うまでもないだろう。 ところが、民主党マニフェストからは、とうとう「官僚の天下り完全廃止」という文字が 消え、「各種公法人の廃止を含めた改革に取り組む」というきわめて穏当な霞が関文学に 落ち着いている。 この温度差は全般的に見られるが、特に差が出てしまったのが雇用だ。 みんなの党、自民ともに労働市場の流動化に舵を切り、 自民党に至っては

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  • 祝・新卒バブルの崩壊 - Joe's Labo

    文藝春秋7月号、パナソニック大坪社長の「わが打倒サムスンの秘策」がなかなか 興味深い内容なので一読をおススメする。 特に興味深かったのが、同社の新卒採用方針について触れた部分。 来年度新卒採用1390人のうち海外採用1100名というのは既報だったが、290人の国内枠 というのは日人枠というわけではないらしい。 日国内での新卒採用は290人に厳選し、なおかつ国籍を問わず 海外から留学している人たちを積極的に採用します。 このことは、現在の就職氷河期が一過性のものではなく、もはや永続的なものだという ことを示している。リーマンショックと共に円安バブルも崩壊し、それまで辛うじて 維持できていた日型雇用が詰んでしまったので、とりあえず入口から切り替えますね ということだ。景気回復しても国内の雇用は大きくは増えないだろう。 もっとも、これは日人として喜ぶべきことだ。なぜって? 「自国企業がよ

    祝・新卒バブルの崩壊 - Joe's Labo
  • 保育所の規制緩和はすぐに実現可能な少子化対策 - Joe's Labo

    30代の友人と集まると、決まって話題となるのが保育所の件だ。 僕の周囲にも、大企業に勤めているにもかかわらず、保育所が無いor高額の負担に 耐えられないので二人目はNGという夫婦は結構いる。 昨日twitterで教えてもらったが、都内の無認可だと10万近くするケースもあるらしい。 こうなるともはや子供手当どころの話ではない。 さらにおかしいのは、認可保育所のフルタイム勤務優先という要件だ。 これでは、休職制度が充実していて、復職が保証されている一部の大企業と公務員だけが 公立の認可保育所に優先して入れることになる。 結果、そういう人たちに税金が最大限使われ、中小企業や非正規雇用の人は自腹で高い金 出して無認可に行く羽目になる。 要するに、「正社員で終身雇用」という、もはや形がい化した雇用形態に基づいて 制度設計されているため、そこから漏れてしまった人に支援が回っていないわけだ。 たとえば、

    保育所の規制緩和はすぐに実現可能な少子化対策 - Joe's Labo
  • ゴネても失うモノの無い社民党 - Joe's Labo

    議員数12名の社民党が、連立政権をひっかきまわしている。 内輪では色々揉めているようだが、少なくとも党首はまったく妥協する気はないようだ。 ところで、社民党のような末期政党が、一切妥協せずに意固地になるのは、党の運営上は とても合理的だ。もはや無党派層への支持拡大など望むべくもない以上、古くからの 支持者だけにサービスしたほうが確実に票が稼げるからだ。 このことは、連立入りして総理ポストまでもらう代わりに「自衛隊も安保も容認」など 大きく路線転換し結果的に支持基盤を激減させた社会党時代に身を持って学んでいる。 おいそれと妥協はしないだろう。 同じことは共産党についても言える。 偏差値エリート揃いの彼ら全員が気で“階級闘争”なんて信じちゃっているとはとても 思えない。 といって今さら規制緩和や雇用流動化なんて言い出したら「今までの言説は何だったのか」 と赤旗定期購読者からお叱りを受けるだろ

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  • 内定率と基礎学力を同時に向上させる方法 - Joe's Labo

    国が学生と企業のマッチングサイトを立ち上げるらしい。 民間企業にやらせればいいじゃないかという意見もあるとは思うが、国の看板の下、低コストで利用できる 全国一律の仕組みを作ることには大きな意義があると思う(実態としてはリクルートに丸投げと思われるが)。 少しフォローしておくと、いわゆる「採用におけるミスマッチ」というものの最大の原因は、 大手と中小の“格差”にある。 たとえば就職媒体に広告出すにしても、安いモノで数十万円、高ければ百万以上の広告料が発生する。 100人以上採用する大手ならペイするが、一人や二人しか採らない中小ならどう考えても割に合わない。 「自社でサイト作ればいい」という人もいるが、ネームバリューの無い企業の求人なんて誰も見にこない。 (そういう意味では、twitterで母集団形成から採用までやってしまうベンチャーは凄いと思う) 学生の側にしても、みんながみんな「絶対に大手

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  • 「パンとサーカス」は無料ではない - Joe's Labo

    先日のアエラ特集(及び先のエントリー)にはネット以外からもいろいろなレスポンスがあって、 あちこちでこの話をした。やはり「財政がこのままじゃいかん」という危機感が高まっているのだろう。 既に世論の潮目は変わったのだ。 文藝春秋5月号「あと4年、財政と年金は同時に破綻する」のように、 ぼちぼち具体的リミットもつぶやかれ始めている。 基的には、増税か社会保障のカットか、あるいはその折衷という道しかない。議論はここから スタートすべきだ。 (というわけで、とにかく消費税35%にしろという気はないし、消費税にだけこだわっているわけでもない) ところで、日ごろは自助努力の大切さを伝道しているような人なのに「社会保障給付のカットはダメだ」 という人がいたのは面白い。 どうやら自分が貰うことになっている分は既得権として認められるべきで、そこから漏れちゃってる人たち は自分で何とかしろということらしい。

    「パンとサーカス」は無料ではない - Joe's Labo
  • 消費税は30%引き上げが望ましい - Joe's Labo

    今週号のアエラ合併号、消費税特集に回答しているのでご報告。 スペースの関係で僕個人の名前しか出ていないが、回答は若者マニフェスト策定委員会のメンバーと 行っている。我々が提案している消費税の引き上げ幅は、30%だ。 内訳はこうだ。 2010年度予算の財政赤字44兆円。新幹線や東名高速のように、将来にわたって有益なモノを作る投資 ならともかく、ただ赤字垂れ流してるだけなので、ツケは我々みんなが払うべきだ。 (そもそも、既に郵貯限度額を引き上げねばならないほど発行余力は限定的) というわけで、消費税1%で2.5兆円として、約18%。 次に、これから確実に増える社会保障分についても、今から手をうっておかなくてはならない。 (年金や医療といった)社会保険料だけでは賄いきれない公費負担は、現在約40兆円。 これは高齢化のピークに近い2055年度にはおよそ70兆円にまで増加すると予想される。 増加分を

    消費税は30%引き上げが望ましい - Joe's Labo
  • ゲンダイに見る左と右の融合 - Joe's Labo

    以前から、いわゆるリベラルな人たちと保守な人たちの共闘というのが個人的に気になっていて、 どういう価値観のステップを踏んだらそうなるのか、どっちが歩み寄ったのかと不思議に思って いたのだけど、リアルタイムで格好の事例を見つけた。 オヤジリベラルの星として反自民・反構造改革を旗印に掲げ続けるタブロイドの雄・日刊ゲンダイの コラムがそれだ。 まず、「30代の賃金がどんどん下がっていますよ」という前振りがある。 正論を言うなら、 「だから成長戦略たる構造改革を推進しないといけないし、 世代間で再分配するべく労働市場の流動化も必要だ」 となるべきだ。 (もっとも、ゲンダイの読み手にも書き手にも、そんな高等なリテラシーは期待していないけど) 既存のリベラルなら、だいたいこんな感じになる。 「全部、お上が悪い」 でも、今のお上はゲンダイ他が盛りたててきた民主党が中心なわけで、こう言う主張はしづらい。

    ゲンダイに見る左と右の融合 - Joe's Labo