現在、政府では選択的週休3日制という議論が盛んです。一億総活躍相が提案し、自民党や野党も巻き込んで議論が引き起こされそうです。 選択的週休3日制は議論が始まったばかりで、確固たる仕組みや法律はありません。しかし、先んじて選択的週休3日制がどのように議論され、どのような問題点やメリット・デメリットがあるか押さえておきましょう。 選択的週休3日制の目的 選択的週休3日制の目的は「多様な働き方」です。子育てや介護と仕事の両立や、副業、学習に休日をあてるのが目的です。 選択的の意味は「希望者のみ週休3日制が選択できる」です。従来の週休2日制や、完全週休2日制と週休3日制を両立させようという試みです。 週休2日制は、最低でも1ヶ月の間に1回は週に2日の休みが与えられます。完全週休2日制はすべての週で2日の休日があります。 現在の労働基準法で週休2日制は定められていません。 今でも労働基準法では、週に