ソフトウェア開発組織におけるコミュニケーションは、非常に重要な要素です。毎朝のスクラムミーティングで状況の確認や指導、あるいは、毎週の週報会での活動報告を受けての状況の確認や問題点への対応の指示などを行う場であったりします。 しかし、リーダのソフトウェア開発経験や人材育成に関する考え方次第では、単なる「報告会」になってしまうのか、「報告と指導の場」になるのかという大きな違いが発生します。単なる報告会になっていると、チームで集まって報告を聞くことが無駄だと感じてしまい、全員を集めるミーティングは無駄という発想になってしまいます。 指導の場も兼ねるという発想だと、報告内容を深掘りする質問をしたり、他のメンバーにも分かるように説明を求めたり、あるいは、本来どうすべきかの指導をしたりします。そして、重要なことは、それらすべてを参加メンバーと共有することで報告者だけでなく全員への指導となる訳です。
![報告と指導: 柴田 芳樹 (Yoshiki Shibata)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/91294c5e7d5927632be882106d59f6c861902287/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fblog.ss-blog.jp%2F_common%2Fimg%2Fsonet_logo_l.png)