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ブックマーク / www.boiledeggs.com (2)

  • Apple ここだけの話

    はじめに                           パソコン不景気へのカンフル剤、「iMac」が登場し、アップルが一躍注目を集めている。そういえば昨年は消えゆくアメリカン・ドリームの象徴としてやはり注目を集めていた。 アップルが新製品を発表したり、開発計画を取り止めたり、決算が赤字だったり黒字だったりするたびに、世界中で十数万の人々が一喜一憂している。日頃、パソコンの話題なんかとりあげない新聞、雑誌がセンセーショナルな見出しを掲げる(米国の一部の地域ではこうすることで新聞の売り上げがあがるそうだ)。 なぜアップルはこれだけ大勢の人の感情に訴えかけることができるのか? 理由は人によってさまざまだろうが、私が一喜一憂するのはアップルの製品のディテールを通して、その裏側で葛藤する人々の姿を思い描いてしまうからかも知れない。あるいは、Mac専門のジャーナリストとして、実際に舞台裏にいる人

  • Apple ここだけの話 失われたパラダイム

    といった今日のパソコンの基礎技術さらには今日のパソコンでも一般化していない技術を実現していた。それにもかかわらず、エンゲルバートは簡単に「マウスの発明者」と紹介されることが圧倒的に多い。そしてマウスやスクリーン編集などの偉大な技術はすべて、後にXerox社パロアルト研究所でアラン・ケイたちが開発したAltoの功績とされてしまうのだ。 確かにアイコンを採用してコンピューターの道具としての使い心地に革命をもたらしたのはAltoの功績であるが、その基礎を提供したNLSももう少し脚光を浴びていいと思う。Altoばかりが脚光を浴びるのは、マウスを初採用したパソコンであるLisaやMacintoshが、Altoを模してつくられたというのも大きな原因だろう。ちなみにAltoの開発にあたったXerox社は、エンゲルバートにマウスなど一部の使用許諾を求めただけで、特に彼と関係を持とうとしなかったようだ。

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