博物学の時間: 大自然に学ぶサイエンス 作者: 青木淳一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 2013/09/07メディア: 単行本この商品を含むブログ (4件) を見る 本書はササラダニの分類が専門のダニ学者,青木淳一による50年に及ぶ研究生活を振り返ってのエッセイ集のような書物.もともと東大出版会のUP誌に連載していたエッセイに大幅に加筆して一冊にまとめたものだ. 第1章でNatural History(最近「自然史」と訳されることが多いが,「博物学」でいいではないかというのが著者の見解だ)の楽しさ,意義,日本の豊かな自然が語られる. 第2章は分類群や種の名前についての蘊蓄が語られる.現在和名についてはカタカナ表記が標準だが,著者が編纂した図鑑では意味がわかりやすいように漢字表記を添えたそうだ.たしかに臭亀(クサガメ),嘴太烏(ハシブトガラス),鍬形虫(クワガタムシ)などと書いた
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