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2020年4月10日のブックマーク (1件)

  • 大森望が語る、『三体』世界的ヒットの背景と中国SFの発展 「中国では『三体』が歴史を動かした」

    中国ではまだ発展が続いていて、それが中国SFを支えている」 ――劉慈欣は1963年生まれ、大森さんは1961年生まれで同世代です。 大森:だから、SF方面で著者が何を読んできたか、どういうものが書きたいかはよくわかります。でも、幼少期のエピソードとか読むと、劉慈欣は、同世代の日人には信じられないような体験もしてきている。僕らの世代の日人に強烈な原体験はなくて、せいぜい1970年の大阪万博くらい。一方、中国では、幼少期の文革から始まって体制の変化で生活がふり回される体験をしています。 『三体』には、環境問題を訴えたレイチェル・カーソンの『沈黙の春』が出てきますが、日でも1970年代には公害が大きな問題になり、思えば万博の頃が明るい未来のビジョンのピークでした。そこからはノストラダムスの大予言ブームとか『日沈没』の終末論になり、科学に対する夢や信頼が急速に失われていく。でも、中国では

    大森望が語る、『三体』世界的ヒットの背景と中国SFの発展 「中国では『三体』が歴史を動かした」