日本の沖合にある不安定な火山島は、新しい津波警報システムを試すには絶好の場所だ by Michael Reilly2017.01.31 62 4 1 0 津波を監視する外洋ロボットは、津波発生時に人の命を救うかもしれない。 日本の研究者が、誕生して間もない火山島の西之島周辺で津波を予報する構想に向けて準備を進めている。2013年に海面から姿を見せた新島は噴火を繰り返し、主に海底で地すべりが発生することで、周辺の島々の住民には脅威になっている。 10月、神戸大学の杉岡裕子准教授は自らが発明した自律型のウェーブ・グライダー(Wave Glider)ロボットを進水させた。ウェーブ・グライダーには水中聴音器、マイク、低速度撮影カメラ、衛星データ通信装置が装備されており、西ノ島沖で短期間試験航海する。リキッド・ロボティクス(Liquid Robotics)製のウェーブ・グライダーは、波力と太陽光発電