ドコモの“spモード”が、相次ぐ不具合に見舞われている。昨年12月20日には、送信者のメールアドレスが入れ替わってしまう不具合が発生。元日にもサーバーが故障し、メールの不達があったという。それ以前からも、アクセスポイントとしてのspモードがボトルネックになり、通信速度が低下する問題が指摘されていた。 特に深刻なのが、昨年12月のメールアドレスの入れ替わりだ。引き金は、光ケーブルの切断だという。これにより短時間の通信障害が起こり、膨大な数のスマホが一斉に再接続をかけ、サーバーがダウンした。ドコモでは端末のIPアドレスと電話番号、メールアドレスをユーザー管理サーバーでひもづけていたが、ここが正常に機能せずトラブルが起こった。同社の辻村清行副社長は「8月にも念を入れてチェックしたが、期待どおりにはならなかった」と反省する。今後は、山田隆持社長を中心にした『ネットワーク基盤高度化対策本部』を設置し