みんな少しずつ傷ついている 取材・文:浅見祥子 写真:高野広美 益田ミリによる4コマ漫画「すーちゃん」シリーズを映画化した『すーちゃん まいちゃん さわ子さん』は、恋に仕事に迷う女性たちの現実をリアルに、そして温かく描いた作品。自分の世界をきっちり持ちつつ恋には臆病なカフェ店員のすーちゃん、上司や部下の心ない言葉と戦う一方で妻子ある男との不毛な恋愛に悩む会社員のまいちゃん、祖母の介護で恋とは無縁の日々を送っていたウェブデザイナーのさわ子さん……。それぞれを演じた柴咲コウ、真木よう子、寺島しのぶの三人が、役柄を通して感じたことを語り、ガールズトークを繰り広げた。 ADVERTISEMENT 柴咲コウ&真木よう子&寺島しのぶの豪華初共演Q:お三方とも初顔合わせということで、会う前のイメージと、初めて会ったときの印象では、何か違いがありましたか? 柴咲コウ(以下、柴咲):お二人とも、事前に思い描