東北医科薬科大の賀来満夫特任教授(感染制御学)は2日、新型コロナウイルスの感染拡大に関し「3月中に終息する可能性は低い」との見方を示した。仙台市議会自民党会派で講演後に報道陣の取材に答えた。 賀来特任教授は講演で、2日に愛媛県で初の感染が確認されたことに触れ「まだ感染者が出ていない地域でも、今後発生する可能性がある」と解説。「集団感染が連鎖的に起きると、感染はさらに拡大する恐れがある」と注意を促した。 子どもが重症化する割合は低いとしながらも「インフルエンザの感染は家庭の次に学校が多い」と指摘。全国の小中学校で始まった一斉休校を「大人にうつすリスクを下げる意味で必要な対応だ」と評価した上で「子どもと高齢者ができる限り、接点を持たないことが望ましい」と提言した。
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