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ブックマーク / katamachi.hatenablog.com (20)

  • 20年ぶりに浮上してきた「若者のトラック運転手離れ」問題と貨物鉄道輸送へのモーダルシフト構想 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    今日、国土交通省から「「貨物鉄道輸送の将来ビジョンに関する懇談会」(第2回)の開催結果について」という資料が出ています。 海上コンテナのような大型コンテナで利便性の向上 他輸送モードに対抗しうる価格競争力の実現 輸送障害時のリスク対応、適切な情報提供 といった問題意識の指摘から「現状よりもコストが上がらないことが前提」「社内でも在庫は可能な限り圧縮を進めており、鉄道へのモーダルシフトを行うためにリードタイムを延ばすことは困難」という意見が交わされた後、最後の 現在、トラックドライバーは若手になり手がいなくなり年々大幅に減少している。将来は長距離ドライバーが確実に不足すると考えられ、500kmといわず200〜300kmについても鉄道での輸送へのシフトを考えていくのが有意義。 という文言に興味を持ちました。ああ、またそこに戻ってモーダルシフトに関する議論が始まるのか、と。 あるトラックドライバ

    20年ぶりに浮上してきた「若者のトラック運転手離れ」問題と貨物鉄道輸送へのモーダルシフト構想 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月
  • 鉄道イベントでしか盛り上がれない鉄道マニアと鉄道会社の憂鬱 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    しばらくスリランカで留守をしていたら、こんな「衝撃事件」があったんですね。 この日は京浜東北線から「209系」と呼ばれる通勤型車両が引退する日。ホームの人だかりは、京浜東北線を走る「209系」電車の最後の姿を目に焼き付け、雄姿を撮影しようとする鉄道ファンだったのだ。別れを惜しむファンは、車内にも多数乗っていた。特に先頭の車両は朝のラッシュ時にも負けない満員状態だ。 何も知らずに乗ってきた一般の乗客。その目の前では、信じられないような異様な光景が繰り広げられていた。 【衝撃事件の核心】「鉄ヲタ専用車両でーす」暴走する一部鉄道ファンの行き着く果ては…産経新聞2010.2.6 わざわざ209系ごときの「引退イベント」(他線ではまだ動いているんだけど)に来て、「取材」してくれた産経新聞の方には申し訳ないことをしたなあ。アドレスに"crime"とあるから、犯罪ってことなんですよね。 長文記事だけど、

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  • オタクが趣味を断念するとき。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    オタク趣味を30年間もやっていると、いろんなことを体験してきた。 やっぱり一番寂しいのは、同じ趣味を共有してきた仲間たちが次第に足を遠ざけていく姿を見ること。 関心の淡泊化、趣向の拡散、趣味を取り巻く環境の変化、他のジャンルへの移行、家庭・社会の諸事情……といろいろ理由はある。彼らにもいろいろ事情はあるし、それを止める権利も何もないのは分かる。でも、去りゆく彼らを見送るのは、残された者としてはセンチメンタルな気分にさせられる。 そうした要因以外に、オタク趣味を断念するきっかけとなる障壁はいくつか存在する。 僕らの鉄道趣味業界で言われてきたのは、 step1 受験 step2 進学 step3 就職 step4 結婚 の4つの壁。第一次鉄道ブームがあった1970年前後の頃からの言葉だ。そして、これらの障壁を乗り越えられなかった戦友(とも)をたくさん見送ってきた。 「step1 受験」の壁

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  • 温泉っぽい日帰り入浴施設「平成温泉」を定義する - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    コミックマーケットで関東地区に滞在していた合間を縫って、群馬県の渋川駅から嬬恋村の大前駅まで延びるJR吾線に乗車した。 目的は2つ。 川原湯温泉駅から徒歩10分の所にある川原湯温泉の共同浴場を回る 2015年度完成と伝えられている八ッ場ダム建設にあわせて線路の新線付替→既存線の廃線が行われる岩島〜川原湯温泉〜長野原草津口間を乗っておく JR東日:進行中の建設プロジェクト 川原湯温泉協会 この八ッ場(やんば)ダムは2009年内の着工が予定されており、それに先んじてダム湖に沈む吾線や駅、温泉郷は新しい場所へと移転することになる。09年度の事業概要によると、鉄道の付替供用は2011年度になるらしい。 09年8月の衆院選に際し、民主党は次期衆院選の政権公約マニフェストで、計画中止を掲げて、群馬県など地元の首長たちは反対の意思表示をしている。上でリンクを張った川原湯温泉観光協会のHPでも、「現

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    tokagex
    tokagex 2009/09/12
  • パンダを見に、南紀白浜アドベンチャーワールドへ行く - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    南紀白浜へ行くことになった。アドベンチャーワールドという私設動物園&遊園地にパンダを見に行くことになったのだ。 人生でパンダを見たのは2回。 1度目は上野動物園。カンカン・ランランがまだ健在の1979年だ。70年代後半でも客寄せパンダ効果はまだ絶大で、大勢の人だかりができていたが、僕の気持ちはその日の夜に東京駅から乗り込む寝台特急「さくら」の方に移っていた。ブルトレブーム真っ盛りの頃でした。 2度目は四川省場の成都動物園。1994年の春、敦煌から夜行列車で成都へ向かい、そのまま動物園に直行した。園内に10頭はいたが、それだけいるとかなり有り難みも薄れる。大きな檻の隅で寝そべっていたので、現地の人のマネをして、指先で背中をつんつんとしてみた。無反応。「白のパンダを どれでも 全部 並べて」と歌っていたのはパフィーだが、どちらかという黄色く薄汚れていた記憶が鮮明に残る。 基、動物は好きだけ

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  • JR王子駅ホームから見える謎の鉄道「飛鳥山公園モノレール」に乗る。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    今年2月くらいから京浜東北線利用者の間で秘かに話題になっていたという謎の輸送物体。6月くらいからゴンドラみたいなものが行き来を始めて…… ……と、わざとらしく言うのもなんなんで、率直に言っちゃうと嘉穂製作所のスロープカーが7月17日に開業しました。東京都北区役所まちづくり部の作品で「飛鳥山公園モノレール」。 で、遅ればせながら東京出張の帰りに立ち寄ってみました。7月29日のことです。 さあて、京浜東北線のホームに降り立つと、すぐ側に小高い丘、飛鳥山があって、その脇に、もうお目当てのスロープカーが行き来しているんですね。 なんで急いで中央改札口を降りて左に歩いて1分。もう飛鳥山モノレールの乗り場です。意外に未来的なデザインの駅と車両がそこでは待っています。 夏休みに入ったからか、見物の家族連れが6人ほど。到着したモノレールを待って乗り込みます。 イスは6つ。定員は16名。ただ、ギュウギュウに

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  • 北陸新幹線を巡る新潟県のドタバタと森喜朗の無力 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    景気低迷下、追加の経済対策への期待も含めて2009年度の補正予算がいろいろ取りざたされている。 鉄道マニア的に注目なのは北陸新幹線。東北・九州新幹線の工事が一段落付いたのに対して、ここは今から佳境にはいるからだ。で、下は新潟県の地元紙の記事。 国の2009年度補正予算に盛られた新型交付金による整備新幹線事業で、北陸新幹線(長野―金沢)の沿線四県の県別配分は、県が突出して低水準となる見通しであることが1日、分かった(中略)。 一方、09年度の建設負担金の一部の支払いを留保し、国と協議を続けてきた県は他県の半分以下の45億円の見込み。事業費の3分の1が地方負担で、今回の新型交付金ではうち9割を国側が負担するため、実際の国費配分ベースでは「13.5億円程度」となる計算。関係者の間では、08年度実績などから国費配分ベースで30億円を期待する向きもあった。 県交付金、突出して少額配分新潟日報2

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  • 関西〜東京間の出張で安く便利に寝台列車に乗る方法 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    この木曜日、東京での会議に参加することになった。 僕が住んでいるのは関西のとある街。会議の場所は品川なんで、無理すれば東海道新幹線で日帰りも可能な所にある。 ただ、身柄が解放されるのは木曜日21時頃と予想される。会議の翌日、金曜日の朝には仕事場に戻らねばならない。東京21:20(品川21:27)発の最終「のぞみ」にはギリギリ間に合うかどうか。微妙なところ。 こういうとき、寝台急行「銀河」があればラクだと思う。 東京駅23:00発で大阪駅7:18着、B寝台で16070円。新幹線より3000円ちょっと高いんだけど、鉄道マニア的には十二分に許容範囲……だったんだけど、2008年3月15日ダイヤ改正で廃止されたんだよね。ある夜、「銀河」1編成で客が8人という惨状を見たこともあったりするんで、消えてしまうのはやむを得ないというのは分かっている。「ムーンライトながら」という選択肢も、今春に消えてしまっ

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  • 「長崎発着日帰り軍艦島上陸ツアー」での軍艦島滞在60分の記録。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    この土曜日、廃墟マニアの聖地として有名な「軍艦島」こと長崎市の端島へ行ってきました。 三菱が端島にあった炭坑を閉鎖して35年間、基、ここは立入厳禁の無人島だったわけですが(ただし漁船などによる釣り人や廃墟マニアの上陸は頻繁にあった、らしい)、先月4月22日より観光客にも正式に開放されることになりました。 その主力となっているのは地元の「やまさ海運」http://gunkan-jima.com/が日に2便運行している「軍艦島上陸クルーズ」(120人/便、4300円)。5月からは他の業者も運行を始めている。 軍艦島南部に新設された桟橋への着岸が難しいこともあって年に3分の1程度しか上陸できないと告知されていたが、読売新聞「軍艦島 上陸解禁から1か月、来島者の9割「満足」」によると、運航を予定していた58回中、45回(77・59%)で上陸できたようだ。上陸者数は解禁されて1か月間で計4601人

    「長崎発着日帰り軍艦島上陸ツアー」での軍艦島滞在60分の記録。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月
  • ぬれ煎餅騒動から2年半。銚子電気鉄道はどうなったのか? - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    千葉県銚子市の市政が混乱の極みに陥っている。 銚子市立総合病院の診療休止をめぐり、市長リコール(解職請求)が住民投票で成立したことに伴う出直し市長選は、17日で投票まで1カ月。リコールで失職した岡野俊昭前市長(63)と、元同市長の野平匡邦(まさくに)氏(61)が16日に相次ぎ立候補を表明し、これで計4人が名乗りを上げた。20日にはリコール推進派の石上允康(みつやす)市議(63)も出馬を表明する予定。「病院再生」を争点に、新たな銚子のかじ取り役を決める争いは乱立の様相を呈している。 「病院再生」争点に乱立模様 銚子出直し選 産経新聞2009.4.16 銚子市の市民病院の閉鎖問題は、昨年秋、全国的に話題となった。財政再建の過程にある夕張市での特異な事例と思われた公立病院の存続問題が、この後、銚子市だけでなく、大阪府松原市など全国的に広がっていく。 銚子の場合だと、岡野前市長(病院を公設民営)、

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  • 軍艦島ツアーの申込が少ないらしい。  とれいん工房の汽車旅12ヵ月

    そこに行けば、どんな夢も叶うと言うよ 誰も皆、行きたがるが、はるかな廃墟 その島の名は軍艦島 どこかにあるユートピア どうしたら行けるのだろう 教えて欲しい 軍艦島が観光客に開放される……というので一部のマニアで盛り上がっている。 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/090419/trd0904191754007-n1.htm 35年ぶりの“上陸”はブームになるのか? 長崎県の軍艦島ツアー - ITmedia ビジネスオンライン ここを読んでいる人に説明はいらないんだろう。とにかく、旅行好きにとっては魅力的なところだ。 ついに上陸解禁! 日一有名な廃墟、軍艦島に行ってきた!【前編】なんてルポも出ている。はてなでも「”いつかは行ってみたい”―廃墟ファン垂涎の「軍艦島」日帰りツアーが発表 - はてなニュース」という記事が組まれた。 さて、これは廃墟マニアが

    軍艦島ツアーの申込が少ないらしい。  とれいん工房の汽車旅12ヵ月
  • "中心"が存在しない日本の都市にコンパクトシティは似合わない。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    というのが、以前、誰が何のために「限界集落」を守らなければならないのか? - とれいん工房の汽車旅12ヵ月で参考にしたid:Dr-Setonさんのエントリーを読んでの感想。 彼によって最近書かれた「自滅する地方 自滅した浜松 その3 - Dr-Seton’s diary」と「自滅する地方 自滅した浜松 その2」を併せて読むと、 「浜松は郊外型大規模小売店舗によって(katamachi注 中心市街地が?)い尽くされた。」 「郊外化は自治体の財政を圧迫するからだ。インフラ整備を行う面積が拡がればそれだけ必要な経費は増大」 「大規模小売店舗が出店する事で“自治体全体”の固定資産税は減少」 「このような浜松の状況は地元企業「スズキ」と無関係ではありません。」 というお話しである。 日の地方都市というのは60年代までは駅前や繁華街などの従来からの市街地を核とした都市構造を形成してきたが、その後、

    "中心"が存在しない日本の都市にコンパクトシティは似合わない。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月
  • "中心"が空洞になっている東京。都市機能の多核化を図った地方都市。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    前回の「"中心"が存在しない日の都市にコンパクトシティは似合わない。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」。予想外の反響に正直驚いた。以前、鞆の浦とポニョの話と京品ホテルの話がYahoo!ニュースにリンクされたときはpv数が1万数千/日になったが、その時とは別種の反応はあった。と共に、はてなのトップページに2日間掲載されるというのはこういうことなのか……と実感できた。"はてな村"の住人たちで、自分たちの住む"都市"って何なんだろう、と漠然とした疑問をお持ちの方が多かったということなんだろう。 内容的には、 日の都市の都市では"核"としての機能が失われたことを指摘 中心性を欠如したままで"コンパクトシティ"なる舶来の発想を持ち込むことに疑問 を中心に展開した*1。また、中心市街地および郊外の是非に対する価値判断には触れないように努めた(つもりだ)。 今日は、日の地方都市の中心市街地が空洞

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  • 利用者に喜ばれないJR西日本の2009年3月ダイヤ"改正"。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    2008年12月、JR西日は2009.3.14ダイヤ改正のリリース文を発表している。新幹線増発とか目出度い話が並んでいる片隅に、 3.その他 ご利用の少ない深夜帯の列車を見直します。これに伴い、一部の最終列車の時刻が変更となるほか、列車の行き先・編成両数等が変更となる場合があります。 JR西日 ☆平成21年3月14日(土)改正 と書かれていた。「大阪駅を0 時頃に発車している快速(上下各2 ずつ)を、0 時00 分発と0 時25 分発の「新快速」として運転します。これにより、深夜のご帰宅がより便利になります」と深夜時間帯の充実に力を入れているとあったんで、「見直し」の対象となるのは一部の路線だけだと思っていた。 でも、こんな全面的な変更になるとは…… JR西日は3月14日、京阪神の主要路線の一部で終電時刻を最大約20分早めるダイヤ改定をする。05年4月の宝塚線(福知山線)脱線事故を

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  • レトロモダンな駅前旅館、京品ホテルが自主営業している姿を訪ねて - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    先日、東京へ行ったときのこと。 日全国どこでも同じデザインの東横インで朝をとった後、品川駅へ行ってみた。 東海道線に京浜東北線、山手線、京浜電鉄線のジャンクション。近年、東海道新幹線のホームも設置されて、東京都区内南西部のターミナルとしてますます重要な役割を果たすようになった品川駅。 その駅前広場の真向かいに、四階建ての近代建築が鎮座している。昭和5年建築というレトロモダンなこの建物は、戦争をも生き延び、高度成長&バブル期の乱開発にも耐え、大都市のど真ん中で約70年前の面影をそのまま残している。 その名は「京品ホテル」。昨秋ごろからテレビニュースなどでたびたび報道されている。運営会社の経営破綻によって、前社長たちはホテルの閉鎖、従業の解雇を通告。それに抵抗しようとした一部スタッフたちは組合を結成し、前経営陣が求めていた「立ち退き」命令に背き、昨年10月から「自主管理」を始めている。

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  • わずか17冊で休刊となった月刊「旅と鉄道」の無謀な試み - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    ある知人からメールが届いていた。 ◆「旅と鉄道」は1月10日発売の2月号を以て「休刊」となります。 詳しくは1月号最終ページをご覧ください。 旅と鉄道 1月号 12月10日発売 <定価 980円> 以前は季刊誌だったのに、2007年10月号(9月発売)から、突如、月刊誌へと生まれ変わった「旅と鉄道」(鉄道ジャーナル社)。2009年2月号(1月発売)で休刊になることになったらしい。部数が伸びなかった......というのがその理由。 そもそも、なんで月刊誌にしたのか。理由がよく分からない。 「鉄道ジャーナル」誌の売上がガタ減り ということは想像できる。その打開策として、 なんだか2003年ぐらいから鉄道趣味のブームが来ている ブームの中心は、鉄道色が濃い人よりも、旅行派の鉄道色が薄い人たちが中心(と言われている) 一般誌や一般出版社の鉄道特集が好調(らしい) 女性のファンも増えている(という

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  • 第二京阪道路と大阪府と芋掘りの想い出。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    今から16年前の、ある秋の日。 大阪市内某所で十数団体が連合しての趣味のイベントがあって、僕はその責任者をしていた。 集合時間は朝9時。ところが、いつまで経っても京都の1団体だけがやってこない。今みたいに携帯電話なんかもないから連絡の取りようもない。あれ、責任者の人は生真面目そうな人だったのに......と思いつつ、他の人らを待たせるわけにもいかない。とりあえず空きスペースは放って置いて開会宣言を行った。 11時になっても、正午になっても音沙汰がない。道路渋滞に巻き込まれているとは予想できるのだけど遅れるにも限度がある。京都から大阪まで50kmほど。ナンボ渋滞していても4時間あれば着くだろう。もしかして開催日を間違えているのか??自宅に電話しても誰も出てこないのだけど。 いつしか怒りから諦観の境地に達し始めた午後3時頃。ようやく彼らが現れた。6時間の遅刻だ。「スミマセン」と申し訳なさそうに

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  • 保育園とイモ畑と戦後民主主義。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    昨日、「第二京阪道路と大阪府と芋掘りの想い出。 - とれいん工房の汽車旅12ヵ月」で第二京阪道路は地元民にとってそれなりに意義があるという見方を紹介した上で、でもそのルート上にある関係者にとっては......どうなんだろうという問題提起をして(というか結論を放り投げて)そのまま終わった。 それから1日経って、自分の日記や産経や朝日の記事のブックマーク、あるいは他人さんの日記・ブログ、大小様々な掲示板をパラパラと眺めていると、 大阪府はイモ掘りまで2週間待てなかったのか? 保育園の周囲の人間って胡散臭くないか? 小さな子供を全面に押し出すのって問題はないのか? 安直に対立構造にしてしまったマスコミ報道って変じゃないのか? とりあえず橋下府知事の物言いってどうよ? ……など、様々な視点から語られることを改めて知った。 ただ、この事件で白黒はっきりさせるのに躊躇してしまったのは僕だけじゃないはず

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  • 今でも文字通り"陸の孤島"となっている船浮集落へ行く。 - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    沖縄県の西表島の西部にある船浮(フナウキ)という集落に行ってきました。西表島というと2000人を越える人口を抱えており、島の南北を結ぶ県道がきちんと整備されており、毎年何百万人ものの観光客が訪れる一大観光地となっています。なのに、この船浮というところだけには道路が繋がっていないんです。Googleマップだと、ここらへん。 "陸の孤島"って表現は聞こえは悪いですが…… "陸の孤島"という言葉がある。 はてなダイアリーの解説だと、「陸続きの場所なのに交通アクセスが悪く、周辺都市から孤立した場所」とされている。 道路のメインルートから外れている場所、大都市に隣接しているのに駅から遠いところ、地形上の制約で他集落へは大回りを強いられている地域......etc、どららかというと比喩的な意味合いで使われる。自虐的に自称しているのか、他者が蔑称として使っているのかその区別は付きにくいし、ここで具体的な

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  • 県庁所在地の大書店に行っても探している本がない - とれいん工房の汽車旅12ヶ月

    旅行人」という出版社があります。以前、月刊の会報誌を出していたグループの起こした会社で、主に海外系の雑誌、旅行、ガイドブックを出しています。スタッフ4名(うち常勤3名)という小規模出版社の典型的な感じなんですが、掲載されている旅情報はロンプラ並みの詳細な造りで、かつ読者や旅行者に対して真摯な態度で取り組んできたこともあって、自分みたいなバックパッカーの間で確固たる地位と評価を得るにまで至りました。貧乏旅行者の高齢化と若者の海外離れによる市場の縮小、出版不況、スタッフの高齢化……でいろいろ大変らしく、かく言う私も海外に行く回数が減っているのですが、それでもやっぱり気になる出版社の一つです。 で、ここのオーナー兼編集長である蔵前仁一氏が、ホームページの自身のコラムで、「2007年08月17日(金) うちのが書店にない理由」という文章を書かれていて、 今朝(8月17日)の朝日新聞に、「手に

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