群馬大学で手術後の死亡例が相次いだ問題で、大学から依頼された第三者事故調査委員会は、7月30日に報告書を提出した。 朝日新聞の報道によると、主な問題点は以下だ。 (1)2009年度に同じ男性医師による手術の後に8人が死亡していたのに、対応をとらなかった。 (2)旧第2外科では男性医師1人に手術が集中。支援の体制がなかった。 (3)男性医師の腹腔鏡手術の技量に疑問を持つ同僚医師から手術の中止を求める声が出たが、教授が聞き入れなかった。 (4)旧第1外科と旧第2外科の間に競争意識があり、連携がなかった。 (5)病院は体制を整えないまま、手術数を拡大。 (6)死亡した18人のうち院内の安全管理部門に報告されたのは1人のみ 責任を問われない教授たち 群大は、今回の指摘を受けて、組織改革を進めるだろう。既に2015年4月には、2つの外科を「外科診療センター」にまとめている。 ただ、私は、こんなことを