4月15日夕方、グラウビュンデン州に棲んでいた「問題児」のクマJJ3が銃殺された。JJ3は人を恐れることを知らず、山から下りてきては村のゴミ箱やコンテナを荒らし回っていた。 このままではいつか人に危害を加える恐れがあるとし、関係当局は2歳になったJJ3の銃殺に踏み切った。 再教育の効き目なし これまでJJ3には数カ月間にわたる「再教育」が試みられていた。ゴミをあさりにくるJJ3をゴム弾や爆竹などで威嚇し、人家に近づかせないようにしようとしたが、効き目はなかった。連邦環境省環境局 ( BAFU/OFEV ) 狩猟・野生動物・森林生物多様性課のラインハルト・シュニドリヒ課長は、 「クマは学習能力や適応能力が非常に高い。しかし、幼い頃に間違った行動を覚えてしまうと、人間に対する恐れを失い、共存は不可能になる」 と今回の銃殺について説明した。 JJ3は冬眠から目覚めた後も、レンツァハイデ ( Le