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ブックマーク / www.swissinfo.ch (22)

  • 人を恐れないJJ3、再教育できず

    4月15日夕方、グラウビュンデン州に棲んでいた「問題児」のクマJJ3が銃殺された。JJ3は人を恐れることを知らず、山から下りてきては村のゴミ箱やコンテナを荒らし回っていた。 このままではいつか人に危害を加える恐れがあるとし、関係当局は2歳になったJJ3の銃殺に踏み切った。 再教育の効き目なし これまでJJ3には数カ月間にわたる「再教育」が試みられていた。ゴミをあさりにくるJJ3をゴム弾や爆竹などで威嚇し、人家に近づかせないようにしようとしたが、効き目はなかった。連邦環境省環境局 ( BAFU/OFEV ) 狩猟・野生動物・森林生物多様性課のラインハルト・シュニドリヒ課長は、 「クマは学習能力や適応能力が非常に高い。しかし、幼い頃に間違った行動を覚えてしまうと、人間に対する恐れを失い、共存は不可能になる」 と今回の銃殺について説明した。 JJ3は冬眠から目覚めた後も、レンツァハイデ ( Le

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    torly 2008/04/22
  • 60 年代の学生運動とは何だったのか?

    1968 年5月、パリの「五月革命」に端を発した学生運動の波は、ミラノ、ベルリン、プラハ、バークレー、メキシコ、そして東京にまで及んだ。それから今年で40年目になる。 スイスでも吹き荒れたこの学生運動。それはどのようなものだったのだろうか? 戦後のベビーブームで誕生した、いわゆる団塊の世代は、国際的緊張関係と、その一方での好景気を背景に、50年代の社会を支配していた権力主義に反対した。それはある意味での社会的、文化的改革をもたらした。 禁止に反対 平和主義、反権力主義、反核、消費社会反対、フリーセックスなど性的、文化的改革、コミュニティーでの共同生活、自然への回帰、などを行った若者の当時の共通のスローガンは、「禁止に反対すること」であった。それまで古風な教育機関であった大学は、膨大な数の学生が入学することによって初めて変化をとげ、全ては大学から始まった。 スイスの学生組合は、教育の民主化を

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    torly 2008/04/22
  • 紛争は軍事的解決より、交渉を

    フランス国籍も持つコロンビアの上院議員イングリット・ブタンクール氏は、今もFARC側の人質として、ジャングルに閉じ込められている。スイスからは1人のエキスパートが2001年からFARC側と交渉を続けている Keystone イスラエルとの和平を目指して、秘密裏にパレスチナのイスラム原理主義過激派ハマスとコンタクトしていたとして、今年1月スイス連邦外務省 ( EDA/DFAE ) 第4部局が注目された。 この第4部局の責任者、トマス・グルミンガー大使は4月9日、世界の紛争解決に仲介者として活躍するスイスの、今後4年間の計画を発表した。 連邦外務省 第4部局は、国際社会で独裁体制や戦争による政治的な暴力から人間を守る「個人の安全」を担当する。スイス連邦議会は2004年に、「人権と平和を推進する法」を採択し、第4部局の活動を支持してきた。今年3月上旬、政府は今後4年間の予算2億4000万フラン

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    torly 2008/04/12
  • スイスの年金生活者はお金持ち

    定年を迎えて退職した人々は就労者よりも金銭的に余裕のある生活をしており、資産も多い。ジュネーブ大学が行った調査でこのような結果が出た。 この調査では、2003年のデータをもとに、スイスに住む25歳から99歳までの男女100万人以上の経済状況を調べた。 開く格差 連邦内務省社会保険局 ( BSV/OFAS ) によると、連邦当局のデータを使用したこの調査ではこれまでにない正確な分析が行われているという。 主に金銭的な問題を抱えているのは50歳以下の就労者で、中でも1人で子どもを育てている女性や3人以上の子どもがいる家庭が特に厳しい状況に置かれている。 ほかの年代に比べて全体的に恵まれた状況にあるのは、55歳から75歳までの高年齢層だ。年金生活をしている夫婦の5組に1組は100万フラン ( 約1億円 ) を超える資産を有している。 また、「収入や預金が少ない」カテゴリーに入る人はスイス全国に5

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    torly 2008/04/12
  • ドイツから押し寄せる移住の波 ( スイス放送協会「融和週間」-2-)

    彼らは文化的によく似た背景を持ち、職業能力も高い。だが、スイス人との折り合いは今ひとつだ。 「力のある者は常に冷淡で横柄な物質主義者であり、弱い立場にいる者は自分が心優しいと思うのが常。ベルンでは、チューリヒの人々は氷山でベルンに住む自分たちは暖炉のようだと言っている」。日刊新聞「ターゲス・アンツァイガー ( Tages Anzeiger ) 」の紙上インタビューで、都市と地方、国と大陸の間によく見られる関係をこのように表現したのは、ドイツ語学者のペーター・フォン・マット氏だ。 給与と天気とアルプス そして、 「この現象はスイス人がドイツ人に向けている視線の中にも見受けられる」 という診断を下す。 「だが、これは鼻風邪のような一般的なものでまったく害はない」 ドイツはどこよりも大切なスイスの経済パートナーであり、対ドイツ輸出量も圧倒的に多い。スイスはまたドイツ企業の誘致にも力を入れている。

    ドイツから押し寄せる移住の波 ( スイス放送協会「融和週間」-2-)
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    torly 2008/04/12
  • やっぱり和食がいい!( スイス放送協会「融和週間」-1-)

    各国から多くの移住者を受け入れているスイス。中東諸国出身の若者たちが起こす社会問題など、外国人のスイス社会への融和問題が常にニュースになる昨今だ。 一方、スイスに住む日人は、社会的に大きな波風を立てることも無く、スイス文化を受け入れ当地の生活に溶け込んでいるといえるだろう。しかし、絶対に捨てがたい習慣は生活にある。 日人学校があるチューリヒ市から電車で20分のウスター市 ( Uster ) では毎月、「の市」が開かれる。この市で売っているのは、栗ご飯、ひじきの煮物、たこ焼き、納豆、お寿司、肉まん、和菓子などすべて和である。 おいしさを求めると和 の市を主催するアルト美佐子さん ( 自称50代 ) の主旨は、スイスに住む多くの日人においしいものをべて欲しいということに尽きる。出展者たち全員、自宅のキッチンで手作りしたものを出しているが 「おいしくなければ売れません。市に出し

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    torly 2008/04/10
    "自称50代"
  • 望まない結婚

    特定の移民集団に見られる強制結婚の問題に、スイスも取り組まなければいけない。しかし、連邦政府は罰則規定を定めることに反対の意向を示している。 スリランカ出身のルツェルン州議会議員ラザン・スンザラリンガム氏は、この強制結婚問題に最前線で取り組んでいる。強制結婚は「多文化主義的なきれいごと」では片付かないという。 当人の意思に反して無理やり結婚させられると、真の悲劇が起こりかねない。強制結婚は往々にして暴力に変わるからだ。これによる肉体や精神へのダメージは深刻といえる。 避けられない強制結婚問題 スイスは強制結婚の問題に直面している。数少ない強制結婚に関する調査の1つ、ローザンヌの「シュルジール基金 ( Fondation Surgir )」 による2006年の報告では、スイスにおける強制結婚の数は1万7000件だった。 強制結婚問題は、特に家父長制の文化の強い地域からの移民間で行われていると

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    torly 2008/03/23
  • 「ベッカムに恋して」:映画のモデルは今スイスに

    多くの人に知られるヒット映画「ベッカムに恋して」。しかし、現在スイスに住むサッカー選手の話をもとに映画化されたことは、ほとんど知られていない。 インド系イギリス人のぺルミ・ジョーティさんは子どもの頃の夢を実現させ、イギリスで最初のアジア系女子サッカー選手になった。現在は「コンコルディア・バーゼル」 でプレーをしている。 36歳のジョーティさんは2005年からスイスで暮らしている。当時、彼女の夫がバーゼルの製薬会社「ノヴァルティス ( Novartis ) 」で働くことになったためだ。バーゼルでの暮らしに満足しているジョーティさんは現在、情報科学者としてバーゼル大学で心臓研究に携わっている。 映画のモデル ジョーティさんの両親はインドからイギリスに渡った移民だ。2人は娘のサッカーにかける情熱を歓迎しなかったという。映画「ベッカムに恋して」の両親のように、娘がインド料理レシピよりもサッカー

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    torly 2008/03/18
  • AI vs.スイス当局

    カメルーンではホモセクシャルは罪であり、この男性は強制送還されると逮捕され、刑務所で虐待に遭う恐れがある。 ホモセクシャルの庇護 アムネスティー・インターナショナル ( AI ) はそのため、連邦司法警察省移民局 ( BFM/ODM ) に対して抗議の手紙を送り、この処置を取りやめるよう求めている。 連邦移民局広報官のヨナス・モンターニ氏によると、3月12日午後にはおよそ120通の手紙と電子メールが当局に寄せられた。しかし、この行動が当局の決定に影響を与えることはないという。 18歳のカメルーン人男性は現在、チューリヒ空港の敷地内に拘留されており、いつ強制送還されるかわからない状態だ。アムネスティ・インターナショナル・スイス支部のユルク・ケラー氏によると、カメルーンではホモセクシャルは6カ月から5年の禁固刑の処される罪であり、刑務所でほかの受刑者から虐待される恐れもあるという。 「わたした

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    torly 2008/03/18
  • 亡命チベット人が中国領事館前でデモ

    インドのチベット亡命政府によると、僧侶や一般市民が中国当局に対して抗議を行ったチベット自治区では、警察との衝突でこれまで約80人が死亡、最低72人のけが人が確認された。 このような事態に対して各国から批判の声が集まっており、スイスでも亡命チベット人によるデモが行われたほか、連邦外務省 ( EDA/DFAE ) から非難の声明が発表されている。 チューリヒのデモ行進 3月15日はヨーロッパの多くの町で中国政府に対するデモ行進が行われた。チューリヒ市ではおよそ2000人が中国領事館に向かってデモ行進を行い、暴力反対の意思やチベットの現状に対する怒りをあらわにした。 この抗議行動を実施したチベット人関係団体は、スイス政府に対して今回の事件を調べるための調査団派遣や拘留者の釈放に対する支援を訴えた。また、中国政府に対しては、武器による暴力行使を即座にやめるよう呼びかけた。さらに、中国オリンピック委

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    torly 2008/03/18
  • 本当の氷河変動を求めて

    1802年、若いイギリス人の画家J.M.W.ターナーがフランスのシャモニーにある氷河「メール・ド・グラス ( Mer de Glace ) 」をスケッチした。 200年以上後、今度は若いスイス人の地質学者サムエル・ヌスバウマー氏がそのスケッチを手に、ターナーが立った位置を確認した。 ヌスバウマー氏はターナーの描いた絵と現在の姿を比べることで、メール・ド・グラス氷河の当時の姿をかなり正確に再現できるという。スイス国立科学基金から援助を受けたベルン大学の研究者たちはメール・ド・グラス氷河の再現に地図、デッサン、絵、写真などの資料を使っている。 税金免除請願書も1資料 研究資料の中にはメール・ド・グラス氷河周辺に住む村人が提出した、16世紀の税金免除請願書も混じっている。氷河が前進してきて2つの村が無くなるので、税金は今後払えなくなると記されている。 今日では想像できないが、「小氷河期」と呼ばれ

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    torly 2008/03/18
  • 盲目の患者に人工網膜を移植

    眼鏡に組み込まれたカメラ、プロセッサー、受信機などから成る人工視覚装置が、眼に移植された人工網膜の電極に視覚情報を送り、患者が光や物の形と動きを認識できるようにする。 ジュネーブ大学病院の眼科のトップであるアヴィノーム・サフラン氏は 「これはサイエンス・フィクションの世界に近いですね。電子チップの考案、極小化、網膜のような複雑な神経組織の再建などの、高度な科学技術の使用は10年前には想像できませんでした」 と語った。 視覚情報の入力と伝達 網膜は、中枢神経の一部で、眼球の奥に並んでいる薄い細胞だ。カメラでいえばフィルムに相当し、外からの光を脳が読み取れるよう電気信号に変換する。人工網膜の移植は、失明を引き起こす特定の遺伝的な疾患に苦しむ人の視力を、ある程度修復させるのに役立つ。眼球の奥で光情報を電気的に処理する網膜細胞を、徐々に死滅させる網膜色素変性症も失明の原因の1つで、世界中に約150

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    torly 2008/03/02
  • 足かせの囚人

    服役者に発信機付きの足かせをして、監獄の外で生活させる。こうした刑「エレクトロニクス・モニターリング ( EM ) 」の試みはスイスの各州で何年もの間行われてきたが、効果は上々だという。 しかし、連邦政府はEMの導入には消極的。州行政府も、まだ時期尚早だという意見が多い。 「EM試験は非常に成果を挙げました」と言うのはベルン州の釈放援助課 (Amt für Freiheitsentzug und Betreuung ) の課長補佐マリアナ・イゼンシュミット氏だ。ベルン州はEMを数年間にわたって試験的に導入した7州のうちの1つである。 刑罰であり更正のチャンス EMを語るとき、これが刑罰であるかという問題が常に付きまとう。イゼンシュミット氏は 「EMははっきりと刑罰の性格を持っています。足首にはめられた足かせの存在は常にあります。服役者には規律が求められます。常に時計と睨めっこした生活が強い

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    torly 2008/02/29
  • 建設ブームの終焉

    アメリカとは違い、スイスの不動産市場は安定しており、抵当貸付でも全体的に問題はほとんどない。しかし、専門家は建設ブームの間もない終わりを予測している。 「不動産パーティ」が近々終わりを告げそうだとはいえ、市場の崩壊はなく、過熱現象がいくらか修正されるだけにとどまりそうだ。 アメリカと違って、スイスでは不動産バブルも住宅ローンも大きな問題にはなっていない。だが、この10年間続いた不動産の好況はそろそろ終わりに近づいている。抵当貸付市場の成長は、これから当分の間、緩やかになりそうだ。 銀行の鉄則:自己資率20% 1980年代にはスイスにも不動産危機が訪れた。当時の最も極端な例は、1990年代初めに起こった「トゥーン貯蓄貸付銀行 ( Spar- und Leihkasse Thun ) 」の倒産だ。預金者たちは窓口に行列を作ったが、預金はもう戻ってこなかった。1991年から1996年までの間に

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    torly 2008/02/29
  • アール・ブリュット日本人作家展、神に導かれて

    芸術の1分野であるアール・ブリュットで世界的に有名な、ローザンヌの美術館「ローザンヌアール・ブリュット・コレクッション ( la Collection de l’Art Brut, Lausanne ) 」で、日の12人作家展が開催されている。 今回出品された100点には、西欧のアール・ブリュットに慣れた人にとっては、まったく新しい表現や造形性に溢れ、さらに日的なものがあるという。 アール・ブリュットは「生の芸術」と訳されるように、専門の芸術教育を受けず、表現や創造過程が独自で、新しい発見をもたらす、しばしば特定の文化的体系に属さない人による芸術をいう。また作者が社会的評価や賛辞に無関心であることも定義の1つであり、社会的には疎外された人が多い。今回「日のアール・ブリュット展」に招待された12人の日人作家は、健常者の間宮英次郎氏を除いて、全員が自閉症などの病気を患っている。しかし彼

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    torly 2008/02/29
  • ホモセクシャル 登録ラッシュにならず

    スイスでは、2007年1月からホモセクシャルのパートナー登録が認められて1年になる。ただし実際登録をしたカップルは2000組にとどまっている。特に女性は4分の1と少なかった。 チューリヒ州はホモセクシャルのカップルが多いこともあり、700組が登録したが、登録までのハードルはいまでも高いようだ。 「ホモセクシャルのパートナー登録により、法的な身分が変わるので、異性同士で結婚している人と同様、職場にも届け出ることを忘れてはいけません」 と「西スイス・レズビアン協会 ( LOS ) 」のシルヴィー・ベル氏は指摘する。 登録が差別につながる 男性が優位に立つ職場において、レズビアンの女性はパートナー登録によりさらに差別されると思うとベル氏はみる。レズビアンにとって登録により法的な保障を受けられる継承権や遺産相続権などにはあまり興味がない上、男性より収入も少ないことが、登録件数の少なさの理由だという

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    torly 2008/02/29
  • バレンタインには、赤いバラ?

    2月14日はバレンタインデー。スイスでは赤いバラを贈るのが一般的だ。しかし、この生花業界が独占状態だったバレンタインデー市場に最近になって変化が生まれている。 スイスのチョコレート業界が健闘。ジュエリーショップや化粧品メーカーの追い上げもある。チューリヒの街のバレンタイン商品を探しに出かけた。 スイスでは、1950年代にバレンタインデーがアメリカから導入された。1960年代に入るとコマーシャリズムに乗って、ブームになった。そこで、いち早くビジネスチャンスをつかんだのは生花業界。赤いバラは「愛の証」として定番になっている。 1の赤いバラ スイス生花協会のウルス・ブルンナー会長によると、バレンタインデーはいまやすっかりスイスに定着している習慣だ。 「以前は恋する若者に独占されていましたが、老若男女、誰でも花を贈るようになりました」 この日は母の日と並び、普段の10倍の売り上げがあるという。プ

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    torly 2008/02/19
  • アスリートのための「フード・ピラミッド」を作成

    このほどチューリッヒ連邦工科大学 ( ETHZ ) の応用スポーツ栄養学会議で発表されたスポーツ栄養学の中核は、フード・ピラミッドだ。 標準的なフード・ピラミッドは、各品分野における栄養摂取量のガイドラインを定めたもので、炭水化物、果物、野菜はピラミッドの1番下に、砂糖の入った菓子類はピラミッドの1番上に置かれる。しかし、今までアスリート用の特別なニーズに合わせたピラミッドは存在しなかったとETHZは述べている。 アスリートにとって必要な栄養 「普通の品ガイドラインは、1週間に数回の運動やその程度の余暇活動をする人を含めた一般人のためのもので、これではスポーツ栄養学とはいえません。スポーツをすると余分なエネルギーと炭水化物が必要になりますが、それが標準のピラミッドにはこれまで入っていなかったのです」 とETHZの農業・糧局に所属の、アスリート用フード・ピラミッドの作成に携わったサムエ

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    torly 2008/02/19
  • JSA 北緯38度線

    大韓民国 ( 韓国 ) と朝鮮民主主義人民共和国 ( 北朝鮮 ) の軍事境界線、北緯38度線には今も兵士が駐屯し、境界線を監視し続けている。ここにはスイスからも平和監視軍が派遣され、平和維持に一役買っている。 筆者はこの非武装地帯を訪れ、派遣されている5人のスイス兵の1人に会った。 「これからJSA ( 共同警備区域 ) に入ります。わたしの指示に厳格に従ってください。銃撃が開始される可能性はいつでもあります」とガイド役の兵士が注意する。 非武装地帯でにらみ合う兵士 1953年に朝鮮戦争の休戦協定が締結した後、スイスとスウェーデンの平和監視軍が板門店に駐屯している。JSAは約800平方メートルの広さだが、唯一北と南の直接の接点となっている。ここは北朝鮮中国両国軍と国連軍との休戦協定の調印があった場所に近い。 1984年、ソ連大学生が板門店の境界線を越え南に亡命しようとし、北朝鮮軍と国連軍

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    torly 2008/02/10
  • 「サッカー逃避派」はこちらへどうぞ

    サッカー欧州選手権「EURO2008」の開催市に住む市民は、全員がそろって開催を心待ちにしているわけではない。 バーゼル市とベルン市はそんな「サッカー逃避派」のために安い休暇先を探している。 ヴァレー州の保養地ロイカーバート ( Leukerbad ) 市は、EURO2008から逃れてきた人々に100フラン ( 約9800円 ) の無料券プレゼントを申し出た。しかし、この申し出はむげにされた。 チューリヒの怒り 「わたしたちは『休暇クラブ』ではありません。それに、できるだけ安い休暇先を住民のために探すなど、絶対にわたしたちの仕事ではないはずです」 と、チューリヒ市でEURO2008を担当するダニエラ・レープ氏はかなり感情を抑えて言う。そうでもしないと、怒りで言葉が出てこないのかもしれない。 しかし、同時に次のようにも話す。 「住民の安定した暮らしは市にとって大切な課題です。ですから、EUR

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    torly 2008/02/09