箱根登山鉄道の新型車両3000形「アレグラ号」が1日、デビューした。同社としては25年ぶりの新型車両導入。箱根町の強羅駅で出発式が行われ、同駅―箱根湯本駅間で営業運転を開始した。アレグラ号は従来車両と比べ、前方や側面の窓ガラス面積を約3割拡大。省電力装置を搭載し、走行音は静かで使用電力も半減した。網棚をなくして足元に荷物置きスペースを確保するなど車内が広く感じられるように工夫されている。乗車定員75人。 一番電車は2両編成で午前10時18分に出発。千葉市からやって来た主婦増田香織さん(36)、裕真君(8)親子は「窓が大きくて景色を見るのが楽しみ」と話しながら乗り込んだ。