UI/UXに関する調査・コンサルティングを専門とするフランスのMiratech社は、新聞を例に、紙との対比でみたiPadの認知心理学的特性に関するサーベイを行いホワイトペーパーを出して、かなり有益な事実を明らかにしている。この新しいメディア・デバイスは、かなりユニークな特徴を持っていて、これを通じて得た情報は、記事の本数で多いものの表面的で、印象は薄い。広告の熟視率は同じ、とのことだ。情報を探すには一覧性・選択容易性が必要になり、読むには集中性/維持性が必要になるが、これらはトレードオフの関係にある。当たり前のことだが、万能なものはない。 タブレットによる情報摂取は「表面的」 このホワイトペーパーは、結果の一部を公開したもので、残りはカスタマーに提供されるものだが、eBookAnoidというブログで要約している公開部分だけでも知っておいて損はないと思われる。実験は、iPadユーザーを被験者