今から約2年前。国内ではまだスマートフォンと呼べるモデルが数機種しかなく、おサイフケータイやワンセグ、赤外線通信など、ケータイから乗り換えるために必要な機能が搭載されておらず、ユーザーとしてはリスクを背負って移行しなければならない状況にあった。そんなときに登場したのが、auとシャープによって開発された本格的な日本市場向けのスマートフォン「IS03」だった。「スマートフォンを使いたい」というユーザーの期待にしっかりと応えてくれたモデルであり、IS03をきっかけに、国内のスマートフォン市場は一気に拡大したと言っても過言ではないだろう。 あれから2年。国内のスマートフォン市場は、すでに稼働台数で3000万台を超えたと言われており、店頭で販売される端末も圧倒的にスマートフォンが主流となりつつある。単純に販売台数が増えただけでなく、街中でもスマートフォンを使う人を日常的に見かけるようになり、さらにシ