関連トピックスソニーシャープ ソニーは24日、シャープとの液晶パネルの合弁生産を解消すると発表した。赤字のテレビ事業を立て直すため、今後はすべての液晶パネルを台湾メーカーなど外部から買ってコストを削減する。主力のテレビで、1960年の白黒テレビ発売以来続けてきた主要部品の自前生産から決別する。 ソニーは2009年12月、シャープ堺工場の運営会社に100億円を出資し、7.04%の株を取得。将来的に出資比率を34%に引き上げるとしていた。単にパネルを買うのではなく、自社の技術も注入して自前に近い生産体制にし、高品質のパネルを安定的に手に入れる狙いだった。 ただ台湾メーカーなどの技術が向上し、品質面で差のないパネルが安価に手に入るようになった。12年3月期でテレビ事業が8年連続の赤字となったため、コスト削減のため合弁解消を決めた。6月末までに、出資時と同じ100億円で運営会社に株式を売却す