もはや説明する必要はあるまい。Windows上で最も有名なMPEGエンコーダ「TMPGEnc」シリーズの最新バージョンの登場だ。しかし、前バージョンからずいぶん時間が経過したような気がしないだろうか。振り返ってみると、前バージョンにあたる「3.0 Express」が登場したのは、2004年4月のこと。つまり、実に丸2年ぶりのメジャーバージョンアップとなる。別に「TMPGEncの進化が止まっていた」というわけではない。実際、MPEG-1/2のエンコード機能は、すでに「3.0」の時点で完成の域に達しており、これ以上手を入れるところがなかった、というのが正直なところだろう。 これは、本文で説明した新機能を確認してみるとわかる。今回の「4.0」で加わったのは、新しいコーデックへの対応とハイビジョンへの対応が中心。どちらも、2年前には使われる場が存在せず、最近になってやっと必要とされてきた機能だ。つ