仏教の世界には 「朝は少食、昼は正食、夜は非食」 という言葉があります。 釈迦の言葉に、一日の食事を 朝=一、昼=二、夜=三の合計六と考えて、 これを三に減らす事が健康に繋がるという教えがあります。 ドイツには古くから次の諺があります。 「一日三食のうち二食は自分のため、一食は医者のため」 平安時代や鎌倉時代の貴族は一日二食だったため 江戸幕府が誕生するまでは 「一日二食は優雅、一日三食は野卑」 と言われていました。 日本で一日三食が一般的になったのは、 都市部では江戸時代中期以降、 農村部では明治時代以降です。 一日三食という食生活は200年にも満たない浅い習慣です。 人間の食生活が一日三食になったのは近年になってからで、 それまでは昼食と夕食の一日二食が主流でした。 人間にはもともと、朝食という習慣がなかったのです。 人間が朝食を摂るようになったきっかけは、 トーマス・エジソンが発明し