日本のストリップショーは今年で誕生70周年を迎えた。最盛期は全国で300軒以上あったストリップ劇場も今では20軒を切るまでに減少。絶滅の危機と言われる一方で、その芸術性に注目した女性客が急増するなど新たな動きも見られる。今回から7回にわたって、ステージで観客を魅了し続ける個性的なストリッパーたちに話を聞くことで、“ストリップの今”に迫ってみたい。 ストリップ誕生70周年 みおり舞 バレエ界の若手の登竜門「ローザンヌ国際バレエコンクール」の2009年のセミファイナリストであるみおり舞(26)が老舗劇場「浅草ロック座」で鮮烈なストリップ・デビューを飾ったのは昨年3月のことだった。ぴたりと決まるY字バランスなど、世界レベルのバレエの技術を交えたステージに観客の目は釘付けとなった。その後もロック座には定期的に出演し、今年の正月公演では生の和太鼓の音に合わせてダイナミックなダンスを披露。4月後半から