JR東京は12日、日暮里―西日暮里間をノンストップで走る超特急「日暮里エクスプレス」を来年3月のダイヤ改正に合わせて開業すると発表した。山手線では初となる特急列車の運行で、今後さらなる利便性の向上が期待できるとしている。 日暮里駅から西日暮里駅までは、各駅停車の山手線では27駅・約60分かかるため、利用客から移動時間を短縮させる特急列車の運行を求める声が絶えなかった。また日暮里、西日暮里駅ともに利用者数がこの10年で約3倍に増加したことも追い風となり、同社では昨年から導入を本格的に検討していた。 「運行速度と静音性を重視し、かつ、お客様の快適さを最大にする」(発表資料)を掲げる日暮里エクスプレスは、運行区間27駅全てを無停車通過することで両駅を約7分で結ぶ。社内では「せめて東京と品川くらいは停車させるべきではないか」という声も根強かったが、日暮里と西日暮里を最速で結ぶことが最大の目的である