国連は23日、内戦下の中央アフリカに派遣されている国連平和維持活動(PKO)の複数の隊員が、路上で暮らす子どもたち(ストリート・チルドレン)に性的虐待を働いたという申し立てを受けたと発表した。本来住民保護のために駐留するPKO隊員による性的搾取虐待は大きな問題になっており、今回は新たな申し立てが加わった形だ。 デュジャリック報道官が記者会見で明らかにした。申し立てによると、隊員による性的虐待は首都バンギで2014年から今年にかけて発生。被害に遭った子どもの人数、関与したとされる隊員の派遣国は公表されていない。報道官は「事実と証明されれば、行動規範への重大な違反になり、派遣国は適切に罰することが求められる」と述べた。 PKO隊員による、現地の女性や子供らへの性的搾取・虐待問題はハイチやアフリカから報告が相次いでおり、国連において深刻な問題になっている。また、中央アフリカで仏軍兵士らが食料提供