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コンピュータと将棋に関するtxmx5のブックマーク (8)

  • 「コンピュータの視点は純粋。ただし判断が完璧というわけでもない」~渡辺明氏・将棋棋士 竜王・棋王・王将

    2013年3~4月にかけて開かれた、プロ棋士5人と5種類のコンピュータ将棋ソフトによる団体戦「第2回電王戦」(ドワンゴ主催)はプロ側から見て1勝3敗1分けという結果に終わったが、大いに話題となった。 そうした中、第2回電王戦を観戦した第一人者の渡辺明竜王・棋王・王将は「コンピュータの視点は純粋ですね」と記者に語った。 渡辺氏は将棋ソフトの指し手を冷静に分析していた。特に第5戦に登場した「GPS将棋」の序盤の指し手に感銘を受けたと話す。矢倉と呼ばれる伝統的な戦型のある局面で、約30年間変わらなかった評価を覆す手をソフトが指したからだ。 「純粋な視点」とは人間のような先入観に邪魔されていないという意味である。将棋ソフトはハードウエアの演算能力を生かし、人間が読まずに切り捨てていた選択肢も含めて展開を読む。GPS将棋が人間が気が付かなかった手を指せたのはそのためだ。 これに対し、人間は過去の経験

    「コンピュータの視点は純粋。ただし判断が完璧というわけでもない」~渡辺明氏・将棋棋士 竜王・棋王・王将
  • 泥にまみれた塚田九段が譲れなかったもの -『将棋電王戦』第四局 "棋士の意地"すら超えた、勝負への壮絶な執念

    レポート 泥にまみれた塚田九段が譲れなかったもの -『将棋電王戦』第四局 "棋士の意地"すら超えた、勝負への壮絶な執念 人間対コンピュータの戦い。このレポートも4回目を迎えるが、今回の戦いほど異様な勝負はこれまでの将棋界では見たことがないものだった。筆者は第三局のレポートの結びで「意地の勝負なら塚田九段はきっとやってくれる」と予想したが、塚田九段が見せたのは「棋士の意地」の範疇をすら超えた、勝負への壮絶な執念だった。泥にまみれることすらいとわない、なりふり構わぬ戦いぶりに対しては賛否両論もあるだろう。しかし、この戦いを称えるのか非難するのか、それは勝負を見た人間がそれぞれに決めればいい。ここでは、この日の盤上とそれを取り巻く人たちの間で何が起こっていたのか、その真実に迫ってみたい。 「第2回将棋電王戦」は、日将棋連盟に所属する現役プロ棋士5人と、第22回世界コンピュータ将棋選手権で上位に

    泥にまみれた塚田九段が譲れなかったもの -『将棋電王戦』第四局 "棋士の意地"すら超えた、勝負への壮絶な執念
  • 将棋ソフトに見る「フルオート」と「セミオート」の違い - アンカテ

    将棋電王戦が「コンピュータソフトは人間を超えたのか?」と話題となっている。これは「全自動」と「半自動」を区別して考えればわかりやすいと思う。 つまり、アマ高段者がソフトの弱点を補いつつ、要所でソフトの計算能力を効果的に使えば、現時点でもプロを凌駕することは確実だと思う。しかし、人間の介入を一切許さない完全自動モードでコンピュータが上位プロに勝てるかどうかについては、勝ったり負けたりの微妙な状態がしばらく続くと思う。 そして、これは、「プログラムが人間より強い」と考えるよりは、「数学の力をうまく使うとコンピュータはよく働く」と考えるべきではないだろうか。 ソフトが飛躍的に強くなったのは、機械学習という手法が一般化してからだ。つまり、多種多様な駒の配置を、評価点という一元的な数値として一般化する(基準を過去の棋譜から計算で作り出す)数学的手法によって将棋ソフトは急に強くなった。もし、中盤の細か

    将棋ソフトに見る「フルオート」と「セミオート」の違い - アンカテ
  • ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音(山岸 浩史)

    ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした音 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【前編】 【訂正】GPS将棋開発者の金子知適氏より、文中の金子氏の発言に関する記述に2ヵ所、事実と違う点があるとのご指摘をいただき、検討しましたところ、筆者の誤認であることがわかりましたので、訂正いたします(該当箇所に注釈があります)。金子氏に多大なご迷惑をおかけしましたことを、謹んでお詫びいたします。 人間が機械と引き分けて泣く日が来ようとは・・・ 「人間がコンピュータに負けちゃ、だめだよね?」 高校生になったばかりの息子がニュースを見ていてそう問いかけてきたのだけど、どう答えたものだろうか──ある友人からそんなメールが届いたのは、4月19日の夜だった。 親子ともに、将棋についての知識はほとんどない。そして、その息子さんは「人間」を応援するニュアンスでそう言ったのだという。 将棋のプロ棋

    ソフトとの対局3日前、「棋界の武蔵」三浦八段が漏らした本音(山岸 浩史)
  • まさかの結末 - コンピュータ将棋選手権ネット中継

    他の対局がすべて終わって、▲Bonanza(4勝2敗)-△GPS(5勝1敗)戦は勝った方が優勝という展開になりました。 上図は必勝と見られていたGPSが△8九龍と金を取って寄せに出たところ。 あのGPSが決めに出たのだから寄っているのだろうと、会場で戦況を見つめる人々はそう思いました。 しかし▲同角に(1)△7八銀▲同角では詰まない。 約800台の大規模クラスタが時間切迫により、ミスが生じました。 代わりに(2)△7六銀ならば詰みです。 時間に追われて詰みを逃すという、コンピュータらしからぬ、と思われるミスでした。 しかし現実に今でも、そういうことは起こりうるのです。 GPSが△7五金と打ったところで、会場では今大会一番のどよめきが起こりました。 手番をにぎったBonanzaは▲3四桂と打って攻めに転じます。

    まさかの結末 - コンピュータ将棋選手権ネット中継
  • コンピューター将棋には人間にあわせてバッテリーか何かの制約をもたせるべきでは?

    高いレベルの人間同士の勝負というのは、「ミスをしないこと」が雌雄を決する。つまり、人間という基構造が同じ者同士が、体力、技能、精神力、頭脳等を高めることで「ほんのちょっと他者より抜きん出る」ことにこそ価値があるんだと思う。 それに対して、コンピューター将棋は計算リソースも電力にも制約がないのは不平等だと思う。お腹すかないし、眠くもならないなら、能力の劣化要素がないじゃんか。 「人間対コンピュータ将棋」頂上決戦の真実【後編】 一手も悪手を指さなかった三浦八段は、なぜ敗れたのか コンピュータープログラムのロジックがしょぼいとか、バグがあるからというのは、コンピューター技術側の都合でしかない。それを高めることについては、コンピューターの進化にとっては価値はあると思うが、人間との勝負の文脈に持ち込む必要はない。 十分に進化したコンピュータープログラムであれば、人間同士のかけっこの勝負の世界に、F

  • あまり語られない第2回将棋電王戦の最大の成果 - YAMDAS現更新履歴

    今更にして今更の話だが、第2回将棋電王戦は人間側の1勝3敗1引分という結果に終わった。 もう散々話題になった後なので勝負自体についてワタシが付け加えることはほぼないのだが、棋戦においてワタシが最大の成果と思うことが意外に語られてないように思う。 それは優れた観戦記をたくさん読むことができたということだ。 通常のタイトル戦はその主催紙にまず観戦記が載るが、棋戦はそうした主催紙による独占がないため、結果ネット上にとても読み応えのある文章を週アス(山崎バニラさんは偉いね)や日刊SPA!といった将棋にあまり縁のないネット媒体でも読めたのは長年の将棋ファンとして驚きである。 それで思い出すのは、梅田望夫さんが『シリコンバレーから将棋を観る 羽生善治と現代』において力説していた「指さない将棋ファン」とウェブ観戦記の利点の話である。第2回将棋電王戦について書かれた優れた記事の数々は、梅田さんの正しさ

    あまり語られない第2回将棋電王戦の最大の成果 - YAMDAS現更新履歴
  • Blog: 第二回電王戦 第五局 - 将棋の未来はどうなるか -

    第2回電王戦は、最終戦でA級棋士の三浦八段がGPS将棋に敗れ、コンピュータ側が3勝1敗1引き分けの圧勝という結果で幕を閉じました。現役のトップ棋士の一人である三浦八段がコンピュータプログラムに敗れたことは、3週間前に佐藤四段が敗れたこととは、また違った意味合いを持ちそうです。私はプログラミングに関してさほど詳しくないので、評価関数の話などよくわかっていない点も多いのですが、一人のチェスプレーヤーとして、今回の電王戦を通じて感じたことをまとめようと思います。 まず、今回のプロ棋士が大敗を喫するという結果は、将棋ファンにとってはショックが大きかったでしょう。佐藤四段のブログのコメント欄を読んでいて、「奨励会を抜けて、プロ棋士になった人たちは、アマチュアにとって神さまのような存在である」という文章は、とても印象的なフレーズでした。チェスではなにかしらの試験、基準をパスしてプロになるわけではないの

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