ISBN: 9784622077855 発売⽇: 2014/02/08 サイズ: 20cm/317,34p 意味としての心―「私」の精神分析用語辞典 [著]北山修 過去に書いた論考や随筆や事典原稿を集めたら精神分析の用語辞典になった。それほど著者は言葉による治療にこだわってきた。 心のあがき、軋(きし)み、焦り、躓(つまず)き、へたれ……。ひとの心は千々に乱れ、もつれる。やりきれないこと、割り切れないこと、鬱憤(うっぷん)や塞ぎがどんどん溜(た)まってくる。 そこには「心の台本」というべきものがあり、それを「悲劇やまずい筋書き」として、つまりは失敗や転倒として反復しているうちに、ひどくこじれて問題行動や症状になって出る。 なぜ何をしてもいつもこうなんだろう……。そんなふうに吐きだされた言葉を聴き、そこに潜む「心の台本」を探り、それをともに読みながらさらに別の物語へと変換してゆく。これが著者
![北山修「意味としての心」書評 言葉による治療、別の物語に変換|好書好日](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/62270c12c5296bc480106dcabcc2f07035b179db/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fp.potaufeu.asahi.com%2Fbook%2Fimg%2Fcommon%2Flogo_ogp.jpg)