「真実の追求が根底にあってね。ただただ綺麗で整ってたら、真実じゃない」 小袋:今回、宇多田さんのアルバムに参加したのよ。「Too Proud( featuring Jevon)」にはアレンジで参加して、「パクチーの唄」には作曲で入っててね。この二曲は遊び心がある楽曲でさ。たとえば、「Too Proud」の「見て思い出す動物園の動物(ど・うぶつ)」、という言葉の使い方、俺には違和感でしかないわけよ。えっ、って思うわけ。 宇多田:でもそれが狙いだよ。 小袋:わかってるわかってる。「パクチーの唄」の「ぱくぱくパクチー」もそうでしょ(笑)でも俺はまずこんな歌詞は書かないし、書けないし。これはどういうことなんだろうって、一途とこの前話したんだよ。パレスホテルの噴水を見ながら、話したの。 でね、もはやこれは「日本語自体が美しい」というよりも、「宇多田さんの、日本語の捉え方が美しい」ということなんじゃな