90年代はHip-Hopのもっとも輝いていた時代。ロックもソウルもその影響から逃れることが出来ない雰囲気だった。それで他のジャンルでは、ずいぶん陳腐な打ち込みものがアメリカでも日本でも席巻していたのだが、95年にデビューアルバム"Brown Sugar"を発表した、ディアンジェロによって全てが変わった。 Hip-Hopの方法論を巧みに使いながらも、70年代のソウル黄金期に回帰していく「ネオ・ソウル」「ニュークラシック・ソウル」はここに始まったわけで、彼のあとにエリカ・バドゥやマックスウェル、ジル・スコットとつながって、現在ではアリシア・キーズやアンソニー・ハミルトン、ジョン・レジェンドあたりも絡んでくるんじゃないかな。 デビューにしてR&B史上に残る大傑作をモノしてしまった彼は、この時まだ20才だったとは! m1の"Brown Sugar"にシビレない人はいないだろう、本当にソウル好きなら