同機は、平成17年7月12日(火)、PAR進入(精測レーダー進入)の訓練のため、入間飛行場を離陸し、航空自衛隊入間着陸誘導管制所の管制を受けてPAR進入を行っていた。一方、相手機である個人所属パイパー式PA-46-350P型(通称:マリブ・ミラージュ)JA4060は、試験飛行のため調布飛行場を離陸し大宮方面へ向けて上昇していた。両機は、15時33分ごろ、入間飛行場の南東約10nm付近(調布飛行場の北東約3nm付近)上空、高度約3,000ft(約900m)において互いに接近した。78-1025は、相手機を視認して降下により回避操作を行ったが、JA4060は相手機を視認しておらず、回避操作を行わなかった。 78-1025には機長のほか2名の計3名が、JA4060には機長のほか5名の計6名が搭乗していたが、両機とも負傷者及び機体の損壊は発生しなかった。 本重大インシデントは、A機及びB機が互いに