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ブックマーク / magazine.air-u.kyoto-art.ac.jp (2)

  • まちと芸術祭 | アネモメトリ -風の手帖- | アートとともに ひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

    今、例えば2017年8月28日、月曜日、13時57分の札幌市立大学芸術の森キャンパスにいるとして。 札幌国際芸術祭2017 で発表された毛利悠子「そよぎ またはエコー」を見に来たとして、約15分間で見る。「約15分間」というのは『完全コンプリート 札幌へ アートの旅 札幌国際芸術祭2017公式ガイドブック』によるおすすめコース「かけあしSIAF、2日で制覇」プランで指定された鑑賞のための所要時間である。13時57分に毛利悠子の展示会場に来て、14時12分には出るのである。そして札幌芸術の森のなかを徒歩で10分ほど移動し、14時22分には「NEW LIFE :リプレイのない展覧会」を約103分かけて見る。そう書いてあるのである。 別のプラン「たっぷりSIAF、芸術祭の旅を満喫する3日間」でも事態は変わらない。12時22分から12時37分の15分間で「そよぎ またはエコー」の展示を見る。むしろ

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  • 場の音、音の場 | アネモメトリ -風の手帖- | アートとともに ひと、もの、風土の新しいかたちをさぐる

    大阪の南に位置する西成区。日雇い労働者が集まるあいりん地区や、現在も遊郭として営業する飛田新地などが広がる、いわゆるディープで猥雑な大阪のイメージそのままの地域である。 「O才」展の舞台は、その西成の北東に位置する山王地区。昔ながらの商店街や長屋が建ち並び、昭和の時代を想わせる。どこか懐かしい日常の風景に、梅田さんは作品を紛れ込ませた。下町の路地でぽっかりと顔をのぞかせる空き地を出発点に、鑑賞者は山王の商店街や住宅街、さらには遊郭の飛田などの主に4ヵ所を巡りながら、作品と出会っていく。 とはいえ、どこまでがまちの日常で、何が、どこから作品なのかは、一見しただけではわかりづらい。有線から流れる戦前の大阪の流行歌。ゴルフ場に浮かぶ、巨大な黒い球。輪になって何やらゲームのようなことに興じるひとたち……。日常ではあり得ないような、でもこのまちならあってもおかしくないような、少し謎めいた光景がところ

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