タグ

PunkとReviewに関するtxmx5のブックマーク (7)

  • The Stalin | ele-king

    70年代にJamやHEAVENといった雑誌をサポートしていた群雄社という出版社があり(84年に倒産。ニューアカで有名な冬樹社が表なら、こちらが仮に裏とでも思って下さい)、そこで出版部長を務めていたYさんから「ミチロウがテクノに興味を持っていて、彼のスタッフから連絡が行くと思う。電話があったら相談にのってあげてくれ」と言われたことがある。ラフィン・ノーズのYOSU-KOとPONがCOW COWというハウス・ユニットを始めた頃で、パンクからハウスへの変化は必然だったと彼らから聞いていたこともあり、ミチロウがテクノというのもありえない話でもないのかなとは思ったものの、結局、スタッフから電話がかかってくることはなく、次の年にはテクノどころか「遠藤ミチロウがギター一で全国ツアー」みたいな告知文を目にすることとなった。ザがつかないスターリン解散直後のことで、ミチロウが次に何をやろうか迷っていたなかに

    The Stalin | ele-king
  • 赤痢 | ele-king

    文:水越真紀 久しぶりに赤痢を聴いて思うのは、なんと楽しいバンドなのかということだ。ドラムとベースの、乗るものを決してうらぎらないおもったい確かさの上で好きなように不機嫌になり、照れ、言葉を駆使し、頭を痺れさせる赤痢の楽しさったらない。赤痢が何度も何度も発売され続けるのは、このリズム隊の心地よさと歌詞の古びなさのためだろう。 ユーモアと切なさに満ちた歌詞はほとんど1分から2分という短い一曲でも同じフレーズの繰り返しが多い。つまり言葉を尽くして、言葉を駆使してストーリーや心情を語ったり、描写をするのではなく、ときには、あるいは多くは、メロディやサウンドに呼び覚まされたたとえば「死体こぼれ死体こぼれ」(“ベリー・グウ”)のような唐突な、「音」優先のフレーズは、それでも何かのイメージを映しながら、身体と心を揺さぶる。 「うまいよこれほらべてみて 愛してやまない理由がある 笑えない口で、はい、ど

    赤痢 | ele-king
  • パーティで女の子に話しかけるには | ele-king

    監督・脚:ジョン・キャメロン・ミッチェル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』 原作:ニール・ゲイマン「パーティで女の子に話しかけるには」 衣装:サンディ・パウエル『キャロル』、『ベルベット・ゴールドマイン』 出演:エル・ファニング『20センチュリー・ウーマン』、アレックス・シャープ「夜中に犬に起こった奇妙な事件」、ニコール・キッドマン『LION/ライオン ~25年目のただいま~』 配給:ギャガ © COLONY FILMS LIMITED 2016 12月1日(金) 新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ渋谷他全国順次ロードショー gaga.ne.jp/girlsatparties 1977年のクロイドンを舞台に初期パンクの佇まいや心情を描いた映画だと思って観ていたら、ちょっと違った。クロイドンはロンドンの南に位置し、当時だとXTC、最近ではベンガやスクリームなどダブステップのシー

    パーティで女の子に話しかけるには | ele-king
  • Marquee Moon / Television: 犬だって音楽が好き。 (猫も好きだけど)

    ROCKが好き、ガムランも好き。昔聴いていた音楽にまつわる記憶や最近聴いた音楽の紹介を中心に音楽生活を気ままに綴る Punk黎明期、New Yorkから、桁外れのバンドがデビューした。 Televisionである。 Marquee Moon / Television 当時はまだNew Waveという言葉も存在していなかった、と記憶している。よって、規定の枠に嵌らない、「とんがった」音を出すロックバンドは軒並みPunkと紹介されていた。Televisionも「ニューヨーク・パンクの雄」的な扱いを受けたが、今聴きなおしてみると、「この理性的な音のどこがいったいPunkなのか?」と、疑問に思う。Televisionはそのアンサンブル能力において、同時期にPunkとして紹介されたバンドとは比べ物にならないくらい抜きん出ていた。 デビュー作となるこの作品では、感情に任せて無責任にギターを掻き毟るよう

    Marquee Moon / Television: 犬だって音楽が好き。 (猫も好きだけど)
  • EXPLOITED『Punks Not Dead』『Troops Of Tomorrow』『Let’s Start A War』

  • Sleaford Mods | ele-king

    スリーフォード・モッズのサウンドとヴォーカルを形容するたとえにスーサイド、ザ・フォール、ジョン・クーパー・クラーク、ジョン・ライドン、ポール・ウェラー、ザ・ストリーツなどが挙げられることが多いが、ここにアナーコ・パンクの雄=クラスのヴォーカリスト、スティーヴ・イグノラントも加えたい。そして、金太郎飴状態の簡素なリズムとベースライン、味つけ程度のエレクトロニクスが(逆に)暴力的なまでの空虚さを伴ってスタコラひた走るさまは、その方法論のみを拡大解釈し、パブで飲んだくれて四方八方にくだを巻く、暴徒化したヤング・マーブル・ジャイアンツと言ってもいいかもしれない。そう、つまり、ひどく悪意があり、ひどく滑稽なのである(彼らの直近2作品が、ザ・ニュー・ブロッケーダーズ、スメグマ、ラムレーらをリリースするUKの〈ハービンジャー・サウンド〉からリリースされていることからも、その特異さを察してもらえるだろう)

    Sleaford Mods | ele-king
  • Neneh Cherry | ele-king

    ネナ・チェリーの登場は、パンク・シーンに突然黒いディーヴァがやってきたような衝撃だった。その衝撃のでかさは、いまで言うとビヨンセ、レディ・ガガを超えていたと思う。少なくとも、僕のなかでは。 ネナ・チェリーが出てくるまで、パンク、ニューウェイヴ、ポスト・パンク・シーンには物のブラック・ソウルの魂がなかったと言うと言いすぎだろうか? スペシェルズ、セレクター、Xレイ・スペックスがいただろうという声が聞こえてきそうだが、僕には映画『さらば青春の光』の黒人のキャラみたいな感じがしてしかたがなかった。白人の中にポッツンといる異端な奴。売人だったり、喧嘩が強かったりして一目置かれているんだけど、それ以上でもなく、それ以下でもない人。 そんななか、ネナ・チェリーというか、リップ・リグ・アンド・パニックの12インチ・シングル「ユー・アー・マイ・カインド・オブ・クライメイト」のソウル、ファンクネス、そして

    Neneh Cherry | ele-king
  • 1