昨年デビュー・アルバム『クローク』を発表し、新世代のネオ・ソウル・アーティストと絶賛されたジョーダン・ラカイ。それから約1年ぶりのニュー・アルバム『ウォールフラワー』は、老舗の〈ニンジャ・チューン〉からのリリースとなった。エレクトロニック・ミュージック主体の〈ニンジャ・チューン〉にとって、彼のようなシンガー・ソングライター系は珍しいタイプでもあり、レーベルが新たな方向性を摸索していることの表われかもしれない。現在はロンドンを拠点に活動するジョーダン・ラカイだが、出身地はオーストラリアで(もともとはニュージーランド生まれだが、幼い頃にオーストラリアのブリスベンへ移住している)、音楽学校を卒業した19歳のときに処女作のEP「フランクリンズ・ルーム」(2013年)をbandcamp経由でリリース。ネオ・ソウル系ナンバーに加えてレゲエもやっており、ニュージーランドのファット・フレディーズ・ドロップ