菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』でポップス解説を行い、その放送を亡くなった大瀧詠一さんに捧げました。クラシック・オペラ・ジャズ・オールディーズ・HIPHOPにおける『ヴァース』についてその歴史と役割の変遷を振り返っています。 (菊地成孔)さて、2曲(『”Vissi d’arte, vissi d’amore”歌劇≪トスカ≫ 第2幕 「歌に生き、恋に生き」・カラヤン』、『アリア 私が土の下に横たわる時 オペラ「ディドとエネアス」より・菊地成孔とペペ・トルメント・アスカラール』)聞いていただきましたけども。まあまあ、話はわかるよと。なるほどね、ただ、話はわかるという程度だよねという方もいらっしゃると思うんですけど。さっきの2曲ね、200年も離れているんですけど、共通した点があると思うんですよ。それはさっき言った、『アリアだから情緒的で主人公が歌って、サクッと短くポップな感じでしょ?』っ
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