──今回の新型インフルエンザは,なぜ夏に感染が広まっているのでしょうか. 谷口 暑いときにインフルエンザが流行るのは,別に不思議なことではありません.毎年の季節性のインフルエンザでも,暑い熱帯のベトナムやインドネシアで流行します...
──今回の新型インフルエンザは,なぜ夏に感染が広まっているのでしょうか. 谷口 暑いときにインフルエンザが流行るのは,別に不思議なことではありません.毎年の季節性のインフルエンザでも,暑い熱帯のベトナムやインドネシアで流行します...
2009-11-04 ■ EurekAlert(http://www.eurekalert.org/)より 2009-11-04 キュウリゲノムが発表された 論文 Cucumber genome published 1-Nov-2009 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-11/uoc--cgp110109.php Nature Geneticsの11月1日号。中国と米国による成果。 2009-11-04 コレステロールとがん:答えと新しい疑問 論文 Cholesterol and cancer: Answers and some new questions 3-Nov-2009 http://www.eurekalert.org/pub_releases/2009-11/aafc-cac102709.php Cancer Epidemi
■求められる<1>~<3>の現象ないし証拠 薬はもとより、多くの「健康食品」は、このうちどのような現象ないし証拠が得られるであろう。 上記の<2>の(2)を掲げているものは結構あるのだが(たとえば試験管内の実験でガンが消えたなど)、よく新聞の折り込みチラシに入っている「○○さんの体験記」は上記のいずれにも当てはまらない。 ここでは上の<1>~<3>について、やや辛口の解説を加えてみよう。 <1>使った本人が使う前より幸せになるとか満足を得ること これは、科学的に証明することは難しいが、絶対に必要である。病気を克服して生活をよりよくすることは人生の目的かもしれないが、病気を克服すること自体は人生の目的ではないからである。 手術は成功したが患者は死んだなんて話があるが、あまりに犠牲を払うような方法はいくら身体によくても人生の質がいいとはいえない。さらに、「身体にいい」といわれる方法というのは、
2009年05月22日23:50 手のひらを返したような「新型インフルエンザ」報道に思う カテゴリ福祉・医療・介護日々の話題 domax2004 Comment(1)Trackback(0) このごろマスコミ報道の無責任さに腹立たしい思いをする機会が多くなってきています。これも年齢のせいなのでしょうか? 夕方、自家用車で移動しながらTBSラジオの『荒川強啓 デイ・キャッチ!』を聴いていました。金曜日の「うわさの調査隊」のコーナーでは、「1億2千万人の国民大審判!」と題する電話アンケートの企画をおこなっていました。今日の話題は「新型インフルエンザ対策は騒ぎすぎか?」とい内容。コメンテーターの宮台真司氏(社会学博士:首都大学東京教授)は、日本の新型インフルエンザ対策は世界の笑いもの、自分は死んでもマスクをつけない、新型インフルエンザの変異は人と人の感染の間は絶対に起こらない等々言いたい放題。こ
kikulog 記事一覧 カテゴリー別記事一覧201410 2014/10/22 江本勝氏の死去 201409 2014/09/12 生協の「書評対決」の書評 201407 2014/07/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」サポートページ 201406 2014/06/04 「いちから聞きたい放射線のほんとう」訂正箇所 201404 2014/04/23 朝日新聞に書評が出るようです [kikulog 647] 2014/04/09 理研CDBの騒動について [kikulog 646] 2014/04/07 博士論文中での剽窃について [kikulog 645] 201403 2014/03/17 「いちから聞きたい・・」のあとがき [kikulog 644] 2014/03/03 論文: Structural flexibility of intrinsically disord
山本化学工業のバイオラバーについて、関西の私立大の医学部教授らが、科学的にがんの増殖を抑える効果があるとする論文をまとめたり、記者発表したりしていた。山本化学工業はこれらの発表を製品の宣伝に使っていた。 ある研究者は泌尿器科教授だった昨年6月、バイオラバーから放射される遠赤外線がヒトの前立腺がんの細胞の増殖を抑えるとする論文を発表。遠赤外線ががん細胞の温度を上げて、細胞の自然死を導く遺伝子が活性化されると発表していた。この研究者は当時の会見で「今後、治療に応用できる可能性がきわめて高い」と説明していた。 この論文は、英科学誌ネイチャー関連の「ネイチャー・プリシーディングス」というサイトに載った。しかし、このサイトはネイチャー本誌とは違い、編集部が専門家に依頼して内容の妥当性などを点検する「査読」という作業をしない。登録すれば、誰でも無料で投稿でき、そのまますぐに掲載される。 山本化学
先生方、お世話になります。 このたび虫歯治療が終了し、予防プログラムとしてパーフェクトペリオ水なるものを勧められました。 自分は虫歯菌が多いようですが、虫歯菌を非活性化するのにすばらしい効果があるとの事でした。 虫歯の多発に悩んでおり、本当に効果があるのなら、是非やりたいと思いますが、自費治療で、又聞いたこともないものなので、信頼できるものなのか不安です。 先生方はパーフェクトペリオ水なるものを聞かれた事がありますか。 又有用であると思われますか。
近畿大学医学部(大阪府大阪狭山市、学部長:塩﨑均)の研究グループは、山本化学工業株式会社(本社:大阪市、代表取締役社長:山本富造)が開発した医療用素材「バイオラバー」(学術名:活性型ゴムレジン)が持つとされるがん抑制効果について、これまで指摘されてきた「がん細胞に対する直接的効果」とは異なり、生体内における間接的効果によるがん抑制のメカニズムが存在することを解明しました。 研究グループでは、今後の課題として、他の温熱治療との比較検討と、がん発生予防を目的とした研究が必要としており、これらを検証すべく現在、さらなる研究を進めています。詳細な研究成果は、来年4月に開催されるアメリカ癌学会で報告する予定です。 研究を進めているのは、近畿大学医学部の植村天受教授を中心とするグループ。2009年2月から、「バイオラバーによるがん抑制メカニズムの科学的な解明」を目的に、研究を続けてきました。 今回、行
バイオラバーは、山本化学工業株式会社が開発し、「人体に有用な波長を出す」と主張されている。このブログでも、■バイオラバーの驚異的な効果、■ニセ科学を見抜く練習問題(「バイオラバー」応援サイトから)で紹介した。「バイオラバー」を検索ワードで当ブログに来る人もわりといる。さて、朝日新聞によると、バイオラバーを使った商品を販売している業者が「がんが治る」などと効能をうたっていることから、薬事法に違反する恐れがあるとして、捜査当局が販売の実態を調べているとのこと。 ■高速水着素材「がん治る」と販売 薬事法違反の恐れ(朝日) 朝日新聞が調べたところ、「がん治療効果がある」などと説明して販売していたのは東京に本社のある健康用品販売会社。同社は東京のほか大阪、京都などに店舗があり、ホームページに定期的にバイオラバーに関する「説明会」の案内を掲載していた。バイオラバー自体を紹介するページもあったが、現在は
2001年にオランダの女優/コメディアンSylvia Millecamがquackeryを信じて乳癌で死亡した。Tony Sheldon[2004]によれば、この件には法律の緩和によって代替医療を拡大させたことが背後にあるという。[Tony Sheldon: "Netherlands to crack down on complementary medicine", BMJ 2004;328;485-, doi:10.1136/bmj.328.7438.485-c] The Netherlands is considering tougher laws on practitioners of complementary medicine after government health inspectors who were investigating the death from brea
AYUMI 細胞内ウイルスセンサー-ウイルス感染認識機構をさぐる はじめに……藤田尚志 ウイルス核酸の認識と抗ウイルス自然免疫反応……小野口和英・他 ウイルス核酸認識の構造生物学……高橋清大 C型肝炎ウイルス感染を認識する肝細胞の自然免疫機構……齋藤 剛・Michael Gale Jr. ポリオウイルス病原性と自然免疫-ポリオウイルスと自然免疫の戦い……小池 智 LGP2による抗ウイルス自然免疫の制御-正か負か?……小室晃彦 フォーラム 神経細胞系腫瘍のロゼット形成……天笠雅春・小島英明 民間の“やせ薬”と怪しい“ニセ科学”……市川徹郎 連載 がん診療連携拠点病院にみる工夫-レベルアップをめざして(4) がん患者のトータル・ケアをめざして-聖路加国際病院における取組み……堀之内秀仁・細谷亮太 TOPICS 再生医学 マイクロアレイとNIA array analysisを用いた心筋分化誘導因
補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine, CAM)という言葉が世間一般に浸透しつつあるが,これは近年新たに注目されている医学分野で,西洋医学以外の手法を用いた,科学的未検証もしくは医療現場で応用の可否が明らかになっていない医療を意味する。例えば栄養補助食品,ハーブ,鍼灸,指圧,漢方,アロマテラピー,運動療法など,これらは全てCAMに属する材料,手法である。これ以外にもCAMは広範囲に渡っており,世界各地の伝統・伝承医学や民間療法も含まれる。 近年の情報化社会を反映して,CAMを求める患者や健康の維持・増進に利用する人が急速に増加している。このような背景から薬剤師がCAMを利用している人と遭遇する場面が非常に多くなってきていることも事実です。将来的には薬の専門家である薬剤師が,病気の予防や健康の維持に貢献出来ることが期待されている。そのた
2008年10月6日追記:コメント欄必読。不勉強猛省。ご教示下さった皆さんに深謝。 CNN.co.jp:「コカ・コーラの避妊効果」研究にイグ・ノーベル化学賞(※本題ではありませんが、このトピックに関しては、こちらもお読み下さい⇒PSJ渋谷研究所X: ロイターのイグ・ノーベル賞報道には困ったもんだ) この記事の、 また、高価な偽薬(プラセボ)ほど、安い偽薬よりも効果が高いことを確認した米デューク大学のダン・アリエリー行動経済学教授が、医学賞を受賞した。 ------ ○医学賞:「高価な偽薬(プラセボ)は安価な偽薬よりも効果が高い」ことを確認した米デューク大学のダン・アリエリー行動経済学教授に授与。 この部分を読んで思ったのですが。 もし、「効果高価同音異義語めっな偽薬」とやらが、実質的に、安価な物よりも効果が高い事が見出されたら、それはもう、「偽薬」とは呼べなくなる、つまり、偽薬だと思われて
Bright Lightを一応高照度光療法と訳した whole-day bright (± 1000 lux) というのは一般的な光療法に比べてむしろ少ないくらいと思うのだが・・・ 老人施設に関して、“採光”を“再考”すべき・・・ 気分的に落ち込んでいる患者をみて、「外に出てみたら」と勧めたり、採光のよい部屋に帰ると改善したというエピソードを何度か経験している。私の働いた施設ではICUの患者を散歩と称して外に連れ出すという大技を使っていた・・・なんとそれをきっかけに人工呼吸離脱成功した患者も多くいた。 採光が難しい場合は、照射器具ということになるのだろうが・・・光療法をググると・・・regulation必要なのでは・・・と感じる・・・ひどい宣伝の数々 概日リズムの障害は、認知機能と気分変調、認知症患者の睡眠障害に関与する睡眠障害を来すことが知られている。 オランダの老人施設のランダム化トラ
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