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ブックマーク / interdisciplinary.hateblo.jp (431)

  • がん検診効果の誤謬と《がんもどき言説》の評価 - Interdisciplinary

    b.hatena.ne.jp ↑これは、 gijika.com ↑このページについた、はてなブックマークコメント群です。 Gijika.comについては、以前に言及した事があり、その時と印象はそれほど変わりませんが、措いておきます。今回着目するのは、はてなブックマークコメントの内、 疑似科学評定|疑似科学|Gijika.com 山崎元氏ががん検診を怠り道がんの発見が遅れた(喉に異常を感じ受診した時にはステージIIIだった)のは、近藤誠のがんもどき理論を信じてしまっていたから。近藤氏ももう死んでいるが、彼の謬説はなお人を殺す。2024/01/17 08:58 b.hatena.ne.jp 山崎元氏ががん検診を怠り道がんの発見が遅れた(喉に異常を感じ受診した時にはステージIIIだった)のは、近藤誠のがんもどき理論を信じてしまっていたから。近藤氏ももう死んでいるが、彼の謬説はなお人を殺す。

    がん検診効果の誤謬と《がんもどき言説》の評価 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2024/01/17
    書きました。がん検診の有効性評価についての理解は、本当に困難です。
  • STSの学問的射程と言及可能範囲 - Interdisciplinary

    なぜSTSから甲状腺がん過剰診断についての批判が出てこないか、@kikumaco さんと@heart8255 さんに同報で佐倉の私見をコメントします。いろいろな理由が考えられますがいちばん大きいのは、「医学は難しい」ということだと思います。その分野の議論に参加するには、専門家と同レベルは無理ですが→— 佐倉統 (@sakura_osamu) 2023年10月18日 佐倉統氏による、なぜSTSから甲状腺がん過剰診断についての批判が出てこないかという事の検討。佐倉氏ばかり責めてもしょうが無かろうとか、佐倉氏は別にSTSを標榜していても代表するような立場の人でもあるまい、といった所はひとまず措いておきます。 →専門家同士の議論が理解できる程度の知識が必要不可欠だと佐倉は考えています。これはその分野で多様な専門家の意見のうちどれが信頼できるかを判断するためにも、つまり「科学的知見に基づいて」議論を

    STSの学問的射程と言及可能範囲 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/10/19
    書きました。佐倉氏の主張についてです。
  • 意外に高くならない陽性適中度 - Interdisciplinary

    これは、検診の議論を考える時に絶対に押さえておかなくてはならない部分なので、是非把握してください。 線虫でのがん検査に疑義が生じ、スキャンダルとして批判的報道がなされています。 www.youtube.com このトピックの中では当然、 検査で陽性になったが、精密検査を受けてもがんが見つからなかった このような体験談が報告されます。N-NOSEの場合は高リスクなる表現ですが、検査-診断プロセスにおける陽性に相当するものである事は言うまでもありません。なるほど、陽性と言われたのに精密検査をしたら見つからなかったのは、くじ引きで言えば外れに相当するのだから、それは検査性能に関して疑問を抱かせるものなのでしょう。 では、改めて考えてみてください。 陽性になった人の内、実際にがんが見つかった人の割合がどのくらいであれば、高い/低い と評価しますか? 80%なら高いと考えますか? いやいや、がんを見

    意外に高くならない陽性適中度 - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/10/03
    ここを解説している人がほぼいないので、自分で書きます。
  • HIROTSUバイオサイエンスの言い分 - Interdisciplinary

    hbio.jp 初めに言っておきますが、今から書く文は長いです。元のリリース自体が長くて論点が色々あるので、関心ある部分に絞って言及します。スクープが云々とかセラノスがとか、社員がどうこうといった所には特に興味がありませんし。 まず、検査指標に不案内なかたは、下記ツールを参照ください。 screening.iaigiri.com screening.iaigiri.com 実用化後、N-NOSE の感度は臨床研究時(86.3%)と変わらない 検診の文脈で言えば、母集団とは検診対象の人口を指します。受検者全体ではありません。この時点で、検診を積極的に受ける人に何らかの傾向があればその影響を受けます。たとえば健康者バイアスなる選択バイアスです。もっとも、健康者バイアスがあれば、がんは少なくなるでしょうけれど。また、母集団数なる表現は誤り。母集団の大きさ(サイズ)です。 罹患とは新しく罹る、すな

    HIROTSUバイオサイエンスの言い分 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/09/21
    色々な切り口があって良いと思うので
  • 線虫と15のがん - Interdisciplinary

    線虫による、がん検査の話です。N-NOSEが主張する実験や論文内容についての疑義は、報道で色々検討されているようなので措いて、あまりアプローチされていない方面も含めて、雑感のようなものを書きます。 N-NOSE(エヌノーズ)|世界初の線虫がん検査 N-NOSER まず報道の事。N-NOSEに対しては、何年も前から批判的言及がなされてきましたが、そこまで大きく採り上げられたという事も無く、その後も色々な分野に手を広げ、様々のサービスとして展開しています。それに対しての疑義が、報道でスクープとして、ある種センセーショナルに報じられてSNSなどでも盛り上がっている感じです。そういう契機が好ましいものかどうかは、何とも言えない所です。今更かよ、みたいな意見もありますね。 N-NOSEの主張について。N-NOSEは、15種類のがんに線虫が反応する、と主張しています。卵巣がんや膵がんなど、検診の推奨グ

    線虫と15のがん - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/09/12
    ちょっと他とアプローチを変えて。面白いと思う人もいるかも。
  • 山崎元氏による疑問への回答と、がん検診のメカニズム - Interdisciplinary

    ※15,000字近くあります はじめに note.com 検査の身体的負担が嫌だからという理由もあったのだが、詳しい検査を受けなくてもいいと考えていた理由の一つは、故近藤誠医師の癌に関する一連の著作の幾つかを過去に読んで、自分に都合のいい部分に共感していたことだ。 自分に都合のいい部分に共感と書いておられますので、近藤氏の主張を全面的に信じ続けている、のでは無いと思われますが、その後に、 近藤氏の主張を一言でまとめるのは難しいが、私の理解をまとめると、以下のようなものだ。(1)早期発見を目的とした癌検診が死亡率を下げているという信頼できるエビデンスはない。検査には、放射線被曝、内視鏡による消化管の傷の可能性などマイナス面もあるし、検査の目的自体が商業的で不純である。 (2)癌には、転移して害をなすような基的に治らない「物の癌」と、転移せずに治療で治せる「癌もどき」とがあり、前者は早期発

    山崎元氏による疑問への回答と、がん検診のメカニズム - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/09/09
    山崎元氏の問い(https://note.com/hajime_yamazaki/n/n4963cd4e4342)に応えてみました。長いですよ。
  • 《リスク》の見かた - Interdisciplinary

    仮に利益があったとしても、もともと甲状腺がん死亡率は小さいので、検診から得られる利益も小さいです。一方、過剰診断の害は、たとえ積極的監視を選んだとしてもそれなりにあります。なので甲状腺がん検診はできるだけやらないほうがいい、というのが専門家の間のコンセンサスになっています。— 名取宏(なとろむ) (@NATROM) 2023年3月11日 ↑これは、名取宏さんが、福島での甲状腺がん検診について疑問を呈しているかたに対し説明をなさっている所です。 説明されたかたがどのように理解したか、という具体的の話はここでは措いて、検診や疫学・公衆衛生学の議論に明るく無い人は、おそらくここに引っかかるであろう所に着目します。 、もともと甲状腺がん死亡率は小さいので、検診から得られる利益も小さいです。 ↑この部分です。 死亡率が小さいとは、人口における、その疾患によって死亡する人の率を指します。指標としては割

    《リスク》の見かた - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/08/26
    読み返すと、先日書いた記事(https://interdisciplinary.hateblo.jp/)の《天秤》の話をもう少し具体的に説明した、補足的内容にもなりますね。
  • 《過剰診断という不利益が生じえる検査》は止めるべきか - Interdisciplinary

    はじめに 題で強調しているのは、下に引用する文に書かれていたものです。 福島の #甲状腺検査 は過剰診断という不利益が生じえる検査です。世界では無症状の人(症状とは甲状腺にしこりがある,嗄声)には推奨されない検査にかわりました。人生を変えることもある検査。検査するだけでなく、何か見つかった時どうするかまでが検査です。 pic.twitter.com/NQHneeHM4Q— こどもを甲状腺がんの過剰診断から守る医師の会 SaveChildrenOverdiagnosis (@MKoujyo) 2023年8月21日 福島の #甲状腺検査 は過剰診断という不利益が生じえる検査です。 この文章は、福島で実施されている甲状腺がん検診の実施に疑問を呈する流れで書かれています。つまり、甲状腺がん検診の再考、あるいはもっとはっきりと言えば、検診の実施に反対する理由として、 過剰診断という不利益が生じえる

    《過剰診断という不利益が生じえる検査》は止めるべきか - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/08/22
    ややこしいでしょうが避けて通れぬ重要な話です。甲状腺がん検診にとどまらず、あらゆる検診に通ずる論理で、まずここを理解しないと先に進みようがないことです。《過剰診断》ばかり焦点を合わせると気づけません。
  • 習慣と物言い - Interdisciplinary

    togetter.com 化学をばけがくと言った人に対し、コメント欄でかがくだろうと突っ込まれた、という話。 以前にこのブログで書いたと思うのですが、関連しそうな話があるので、改めて紹介します。 若い頃、図書館を借りました。小説だったかな。それを開いて見ると、 アタッシュケース と書かれている所が何箇所もあったのですが、そのュの部分が、全部修正液が塗られた上に手書きされたものだったのです。 どういう事かと言うと、実はそのでは、 アタッシェケース と印字されていたのでした。つまり、それを読んだ人が、誤字だと思って修正したのです。裏から透けたのか、修正していない箇所があったのか、どう気づいたかは憶えていないですが、ともかくそういう話でした。 この場合、何箇所も同じように修正してあったから、何箇所もアタッシェケースと書いてあった訳です。であれば、ことごとく表記がそれだったので、 実は別表記

    習慣と物言い - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/08/09
    《ばけがく》話の関連
  • 過剰診断とは何ですか? 何ではありませんか? - Interdisciplinary

    過剰診断とは、 それによって自覚症状が現れたり、死んだりしないような病気を、その病気であると診断する事 です。これは、次のようなものではありません。 誤診 誤陽性(偽陽性) 1は、たとえばAという病気に罹っているのに、それをBという病気であると診断する事です。つまり、Bであると誤って判定しています。だから誤診。 2は、Aという病気を持っていないのに、その病気があるだろうと判定する事(陽性)です。たとえば、超音波検査などの1次検査で陽性判定が出た後、細胞診などの精密検査で陰性(その病気で無いであろうとの判断)が出た場合、そしてその陰性判定が正しかったとすれば、1次検査の結果は誤陽性だった、と言えます。 誤診は、病気である/無い と診断を確定するプロセスでの誤りですが、病気と確定させる判定も陽性の一種であると考えると、広い意味での誤陽性とは言えます。ただし、ある病気と判定してそれに応じた処置を

    過剰診断とは何ですか? 何ではありませんか? - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/08/09
    過剰診断なる語は意味が分からない。それを言うなら誤診だろう、との意見があったので、おさらいとして書きました。
  • 完全ワイヤレスイヤホンを使う時に困る事 - Interdisciplinary

    ずばり、 イヤーピースを純正以外にした場合に充電ケースに収納出来ない問題 です。 アクティブノイズキャンセリング(ANC)を充分に効かすには、前提として、イヤーピース等での遮音(パッシブノイズキャンセリング)が必要なので、純正品が合わなければ、イヤーピースをまず変更する所から始めます*1。 で、色々探して、良い感じに耳に合うものが見つかったとして、よくあるのが、 充電ケースに入らない 場合です。大抵のケースは、純正品を付けた状態でぴったり合うように設計されているので、それより大きいイヤーピースを付けると、上手く収納出来ません。充電端子が合わない、ケースが閉まらない、等が起こります。 そうすると、しかたが無いので、耳に着けるまではイヤーピースを外しておいて、装着する時には改めてイヤホンに付ける、みたいな運用になりますが、これがなかなか面倒。ステムに綺麗にはまれば良いですが、それも良く合うとは

    完全ワイヤレスイヤホンを使う時に困る事 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/07/30
    イヤーピース問題
  • 室月氏による、福島甲状腺がん検診休止を提案する理由、の不適当さ - Interdisciplinary

    note.com 福島県「県民健康調査」検討委員会の委員、室月氏による提案です。 そのなかで過剰診断によって福島の子どもたちに重大な健康被害が発生している可能性がある甲状腺調査について,数年間の一時休止をおこなうことを提案しました. 福島における甲状腺検査は、無症状時に疾病を発見するのを企図するものですから、以下、検診と表現します。 室月氏は、福島での検診を数年間休止する事を提案しています。理由は、 福島甲状腺調査で多くのがんが見つかる理由として,スクリーニングによる先行発見と,過剰診断のふたつの理由が想定されます.どちらも超音波検診によって甲状腺がんは増加しますが,検診をやめたあとのがんの頻度の変化があきらかにことなるため,先行発見と過剰診断のどちらか区別できるのです. このようです。ここの要点は、先行発見と過剰診断のどちらか区別できるという部分でしょう。根拠として、祖父江氏によるシェー

    室月氏による、福島甲状腺がん検診休止を提案する理由、の不適当さ - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2023/07/21
    室月氏の検診休止提案についての検討です。これは《室月氏に対し批判的》な論者も言及しにくいはずです。なぜなら私は、室月氏を批判するとともに、福島の甲状腺がん検診はおこなうべきでないと言っているからです。
  • 過剰診断の説明 - Interdisciplinary

    いくつかのパターン 用語のみ書く がん検診では、過剰診断という害が起こる可能性があります。 意味内容のみ書く がん検診では、症状を起こしたり、それによって死ぬ事の無いものまで見つけてしまう可能性があります。 意味内容と用語を両方書く がん検診では、症状を起こしたり、それによって死ぬ事の無いものまで見つけてしまう可能性があります。これを過剰診断と言います。 書きたく無い 過剰診断の議論をよく知っている人は、いかにややこしい用語であるかを認識しています。誤陽性や誤診と混同される事であったり、正確な意味の共有そっちのけで、その語を使って罵り合っているのを見たり、などです。 その前提があれば、過剰診断なる語そのものを避ける方針にしたい事もあるでしょう。よく解ります。あるいは、そういう現象が起きていないという信念があって、その現象が起きていると思わせたくないから使いたく無い、のような場合もありましょ

    過剰診断の説明 - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/07/08
    >settu-jp さん。直接の関係が無い記事へのコメントだったので、頂いたコメントはこちらに移してあります。元コメントも削除していません(非承認状態にしました)。
  • 燎原の火の如く - Interdisciplinary

    昨今、いわゆるICTの発展により、空間的に大きく離れた地にいる者同士が即時的にやり取りをし、様々の情報を簡単に交換できるようになってきた。これはまさに、科学あるいは科学技術の発展の成果であり、大いに誇って良い事であると思う。 しかるにそのいっぽうで、SNSなどの隆盛に伴い、誹謗中傷や流言飛語の類の伝播する速さ早さも、数十年前とは比べ物にならなくなってきた。これは、ある技術なりの発展の負の側面であろう。 科学のようで科学で無いもの、すなわちニセ科学と呼ばれる言説についても、それがひとたびSNSで発信されれば、あっという間に世間の耳目を集め、あたかもそれがほんとうに確認された事実であるかのごとく流布される。特に健康関連のニセ科学であれば、これは由々しき事態である。 ここ数年では、新型コロナウイルス感染症関連の言説、たとえばワクチンに関するものについて積極的に発信されてきた。それより前には、東日

    燎原の火の如く - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/07/08
    ※記事を読んだ人向け コメント欄で、『千里眼その他』の続きに当たる中谷博士の随筆を紹介しておきました。
  • 『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』発表の検討 - Interdisciplinary

    www.mext.go.jp 【PDF】通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査結果について (令和4年12月13日) (PDF:836KB)] PDFの内容を検討します。簡潔に行きます。 調査目的は、10年前に同様の調査がおこなわれたが、当時とは様々の情況が異なっていると考えられるため、改めて調査を実施し現状を把握するもの。 調査法の記述は割としっかりしている。目標母集団(標的集団)は全国の公立の小学校・中学校・高等学校の通常の学級に在籍する児童生徒で、層化3段抽出、回収割合は8割以上と高い。学級担任に記入してもらうという仕組みが、回収割合を高めていると思われる。 回答者は、上述の通り学級担任。特別支援コーディネーターまたは教頭副教頭が確認し、校長が諒解すれば回答。担任が児童生徒について答えるのだから当然、バイアスがかかり得る。と言って、バイアスがかかるからこ

    『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』発表の検討 - Interdisciplinary
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    ublftbo 2023/01/21
    メモ程度ですけど、書きました。
  • モンティ・ホール - Interdisciplinary

    何番煎じか、という話ですが。 記号の説明 🚪 扉 🚗 当たり 🐐 外れ。車よりヤギのほうが欲しい人がいるかも知れない 🤚 扉の選択を変えない 👈👉 扉の選択を変える 😆 当たる。嬉しい 😭 外れる。悲しい ↓場合を列挙 場合のパターン 考えておくべき事 車の割当から参加者ファイナルアンサーまでを、一連の実験とする 選択は全て、同様に確からしくおこなわれると設定する 参加者は、必ず選び直せる 司会者は必ず、ヤギの扉を開ける(車の扉を開けたら意味が無い) 司会者が開ける扉は、参加者が最初に選んだ扉とは絶対被らない(選び直せるという設定があるから) 参加者が最後に選ぶ扉は、司会者が開ける扉とは絶対被らない(司会者は必ずヤギの扉を開けるから) 参加者は、これらのルールを把握している それぞれの実験の割合は、直前の実験を均等に(場合の数で)分けたものとなる 割合は、行の高さと対応する

    モンティ・ホール - Interdisciplinary
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    ublftbo 2022/10/31
    以前に描いたもの
  • ファクトチェック - Interdisciplinary

    ファクトチェックにまつわる話。 ファクトチェックは、 実際と異なった情報が流布される事による害 を懸念しておこなわれるものです。 ニセ科学を批判する方面では以前から、優先順位問題なる言いかたがされてきました。これは、誰かが何かをニセ科学と批判する際に、他のもののほうが重要だからそれをまず批判せよといった意見が出てくる事があり、それに対して、どれを批判するかはそれぞれの問題意識に基づいて自由になされるべきであって、まずどれを批判すべき、などといった優先順位を決めるようなものでは無い、のような議論がおこなわれた事を指します。 最近、日ファクトチェックセンター(Japan Fact-check Center)が設立され、報道機関の出した言説を当該組織が採り上げない事が批判されました。 factcheckcenter.jp (4)正確で公正な言説により報道の使命を果たすことを目指す報道機関として

    ファクトチェック - Interdisciplinary
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    ublftbo 2022/10/01
    十数年前のニセ科学議論における《優先順位問題》が《優先順位など決めなくて良い》という話だったのが、報道機関等もターゲットになる《ファクトチェック》の文脈で《優先順位をちゃんと決めてやれ》となった感じ。
  • 害と正味の便益、正味の害 - Interdisciplinary

    福島の甲状腺がん検診にまつわる議論*1の流れで、余剰発見等の好ましく無い結果をもたらすのを害・ハーム(harm)と呼んだり、検診が推奨されるかの指標として正味の便益(net benefit)を使い出したのは、おそらく私が最初のほうだろうと思います。 余剰発見(世間的には過剰診断)が取り沙汰されるようになった頃、そのような現象あるいは結果自体を指す言葉として、リスクが用いられていました。たとえば、がん検診のリスクのひとつは、「過剰診断」です。といった具合です(過剰診断とは何か?――福島の甲状腺検査の問題点 - SYNODOS)。これは3年前の記事ですが、比較的新しいものでもこのように用いられているという事例です。 しかし、疫学など検診の議論に関わる専門分野においてリスク(risk)とは、着目する結果の起こる割合や確率を指す用語です。我々が興味を持つのは、着目する結果がどの程度の確からしさで起

    害と正味の便益、正味の害 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2022/09/23
    harmとnet benefitとnet harmの話です。/ 余談。リスクマネジメント方面の《リスク》は概念的にちょっと扱いづらいと感じます。
  • ニコ生の再生の怪 - Interdisciplinary

    前々から気になっていた事なのですが。 ニコニコ生放送を視聴していて、一時停止をします。たとえば、5:00で停止したとしましょうか。その後、10分くらい経ってから、Bluetooth機器で再生します。普通は一時停止した所の5:00から再開されます。当たり前ですよね。ところが、Bluetoothイヤホンなどでやると、15:00から再生されるのです。5:01…5:02…5:03……15:00みたいな感じで。 ついさっきもそうでした。タイムシフト期間が1週間で無い番組は、開いたら自動再生されますが、そこですぐに止め(ブラウザのGUI上で)、40分くらい経ってからBluetoothイヤホンの再生ボタンを押すと、40分くらいの所から再生されたのです。 これは何年か前に気づいたのですが、他の人が指摘しているのを見た事がありません。これ、たぶん環境依存じゃないんですよね。全く別の端末でも再現されるので。と

    ニコ生の再生の怪 - Interdisciplinary
    ublftbo
    ublftbo 2022/08/20
    他に気づいた人っていますか?
  • どうすれば余剰発見(過剰診断)の割合が解るか、何がそれを妨げるのか

    余剰発見とは まずおさらい。余剰発見(過剰診断)は、 症状や死をもたらさない疾病を生前に発見する事 を指します。症状をもたらさないものを見つけるのだから、無症状の時に見つけるのが必要条件です。無症状時に疾病を見つけて対処する事を検診と言います。では、 検診で発見されたものの内、余剰発見の割合はどうしたら解るでしょうか。なるべく正確に把握するのを目指します。大まかには2つに分けられます。 余剰発見割合の測りかた まず1つは、 検診群と非検診群でRCTをおこない、全員が死亡するまでフォローアップする 方法です。RCTは、各群を同質の集団にするような確率的操作です。そして、検診と非検診の群で比較します。そうして、発見割合の差を見れば、それが余剰発見と看做せます。 もう1つは、 検診をおこない、発見されたもの全てに対し、症状が出るまで処置をおこなわずに、全員が死亡するまでフォローアップする やりか

    どうすれば余剰発見(過剰診断)の割合が解るか、何がそれを妨げるのか
    ublftbo
    ublftbo 2022/08/13
    検診の議論で、専門的文献以外でマイクロシミュレーションに触れているものは、ほぼ皆無だと思います。もし本気で非専門家とも知見を共有したいのなら、社会科学方面とも連携して、これら知識を説明すべきでしょう。