まだ食べられるのに捨てられてしまう「食品ロス」。これを減らそうと、納期のルールを緩和したり、賞味期限の表示を「年月日」から「年月」に切り替えたりする動きが広がり始めた。できるだけ新しいものを求める消費者の思いをふまえつつ、無駄を減らす試みだ。 東京都内のスーパーマーケットに買い物に訪れた女性(72)が棚の奥からソーセージを引っ張り出し、手前の商品と見比べていた。どちらも賞味期限は1カ月ほど先だが、奥の方が3日長い。女性は迷わず奥の方を買い物かごに入れた。 「老人の2人暮らしなので、すぐには食べきれない。できるだけ新しい方を選びます」 賞味期限とは、未開封の状態で保管した場合に、おいしく食べられる目安となる期限のこと。期限を過ぎてもすぐに食べられなくなるわけではないが、消費者は賞味期限の表示に敏感だ。期限切れの商品が店頭に並ぶのを避けるため、食品メーカーと小売店の間では「3分の1ルール」とい
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