平昌五輪のスピードスケート韓国女子代表で、マススタート銀メダルの金ボルムが母親と共に不安障害で入院した。複数の韓国メディアが16日までに報じた。金は五輪で同僚選手に責任転嫁をした発言をしたとして、批判を浴びていた。 韓国・聯合ニュースによると、金をマネジメントする代理業者が、治療のために金と金の母が入院したことを明かした。金と母は、共に不安障害の症状が見られ、診察した医師が入院を勧めたという。 金は、3人で力を合わせて滑る女子団体追い抜きで最後尾を滑っていた盧善英(ノソンヨン)を置いてけぼりにしてもう1人の選手と先にゴール。準決勝進出を逃し、「最後尾のタイムで決まるので、いい記録が出なかった」と、盧に責任を課すような発言をすると、国民から非難が殺到した。その後、マススタートで銀メダルを獲得した際、金はリンク上で両手、両ひざをついて頭を下げ、「深く謝りたい」と語っていた。(後藤太輔)