「ぼくがどうしてこう「ノンポリ」なように見えるのか」 いろいろあって、自分の政治的立場について考えてみた。・・・おそらく、ぼくが採りたいのは、イデオロギーなき革新というか、物語なき進歩主義の立場なのだ。つまり、世の中は変わっていると考え、その変化を基本的に肯定するが、しかし特定の物語は信じず、「諸物語の均衡」にこそ支点を見出すという立場だ。 しかし、そんな立場は可能なのか。どうも難しい。そこで考えられたのが、ニヒルな唯物論というか、技術決定主義というか、つまり、革新や進歩は下部構造によって勝手に強いられているのだから、もうあと人間はやることないんじゃないか、みたいな話なんだろう。どうも、ここ数年、ぼくがリバタリアニズムがどうとか、ポストモダンの二層構造がどうとか言っていたことの根源は、そういうことにあるような気がする。 政治の本来の目的が共通資源のよりよい管理にあるのであれば、その過程が必
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