サウジアラビア は、「リヤド2会合」と称されるシリア反体制派の全体会合を主催した(11月22〜23日)Faisal Al Nasser- REUTERS <シリア内戦でも、11月初めのレバノンのハリーリー首相辞任騒動でも、サウジアラビアの中東政策は、体面を保ち混乱を助長することはあっても、その正常化や安定化に積極的に貢献しているようには見えない> シリア内戦が「政治的解決」を迎えようとしている。後押ししているのは言うまでもなくロシアだ。そのロシアが、トルコやイランとともに、シリア政府と反体制派の和解を目的とした「シリア諸国民大会」(シリア国民対話会合)の開催に向けて邁進するなか、「負け組」になることを避けようと、対応に腐心しているのがサウジアラビアである。 反体制派を支援したサウジアラビア サウジアラビアは、米国、西欧諸国、トルコ、カタールとともに「シリアの友」を自称し、バッシャール・アサ