ハンガリーとの国境、セルビア側の急造キャンプに収容されたアフガニスタン難民 Marko Djurica-REUTERS ハンガリーでは3月27日、全ての難民たちを、国境近くに作る難民キャンプで運送用コンテナに収容するという新しい法律が発効した。当局者はこの法律を、ハンガリーをテロ攻撃から守るためのものと述べている。難民申請者は、ハンガリーに新しくやってきた者も、すでに入国済みの者も、セルビアとの国境付近の2カ所のキャンプに設置される324の運送用コンテナに収容され、難民申請の完了を待つことになる。 【参考記事】難民を拒絶するハンガリー政府の言い分 この法律は3月7日に国会で可決されたもので、人権団体と国連は非難の声をあげている。ハンガリーのオルバン・ビクトル首相率いる政権はこれまでにも、ヨーロッパにおける難民危機に対して強硬姿勢を示しており、物議をかもしてきた。同政権は今回の安全措置につい
欧州人権裁判所(フランス・ストラスブール)は14日、2015年の難民危機でハンガリーが難民認定を望む人を国境付近で拘束したのは欧州人権条約違反だったとして、同国政府にバングラデシュ人原告2人にそれぞれ1万ユーロ(122万円)を支払うよう命じた。 ハンガリーは同年9月に南部のセルビアとの国境をフェンスで遮断。それ以来、難民申請を望む人々を最長28日間、国境沿いの金網に囲まれた幅十数メートルの通称「トランジット・ゾーン」(TZ)で拘束してきた。今月7日には、この拘束を難民申請に対する審査結果が出るまで継続できる法案を議会が可決し、強硬姿勢をさらに強めている。 原告2人はTZ設置直後の15年9月に23日間拘束された上、隣国セルビアに戻された。判決はこの2人の訴えに対するものだが、同じTZで今も多くの人が同様に拘束されており、国際機関、人権団体などが同国政府への批判を強めるのは必至だ。 ハンガリー
10月5日、ハンガリーは難民を締め出しているが、同国に住むのにカネを支払えるほど裕福な外国人にはそっと門戸を開いている。写真は移住してきた中国人のYan Dingさん。ブダペストで9月撮影(2016年 ロイター/Laszlo Balogh) [ブダペスト 5日 ロイター] - ハンガリーのオルバン首相は、難民に対する敵意を遠慮なく口にすることで知られ、国境に有刺鉄線を張りめぐらせて難民を締め出している。だが同時に、ハンガリーに住むのにカネを支払えるほど裕福な外国人にはそっと門戸を開いている。 2013年に始まったハンガリーへの移住希望者向け「居住者債券」プログラムは、欧州が提供するきれいな空気や教育機会、のんびりした生活ペースを楽しみたいと考える数多くの外国人、なかでも中国人富裕層を魅了している。中東での紛争から逃れてくる難民とは対照的に、こうした移民はとても歓迎されていると感じている。
<難民危機やテロで一部の国民が排外主義を強めているヨーロッパ。なかでもかなり強硬で国境沿いにフェンスを作って難民の侵入を阻んだハンガリーで先週末、難民受け入れの是非を問う国民投票が行われた。微妙な選挙結果に対し「圧倒的勝利」を主張するハンガリー政府の言い分を聞いた> (写真は、妻と投票するオルバン首相) ハンガリーで2日、EU(欧州連合)加盟国が分担して難民を受け入れることの是非を問う国民投票が行われた。結果は反対が98%と圧倒的。ただし投票率は50%を大きく下回り、国民投票は不成立となった。投票率が低かったのは、難民を排除する政府の姿勢に国民が「ノー」と言っている証拠、という声もあるのに対し、政府は圧倒的勝利だと主張する。以下は、本誌の取材に対するハンガリー政府からの回答だ。 【参考記事】難民を締め出したハンガリーに「EUから出て行け」 * 今回の国民投票ほど多くの有権者が一つにまとまっ
<16日のEU首脳会談を控え、ルクセンブルク外相がハンガリーの難民対応を激しく非難。対するハンガリー外相は、タックスヘイブンの国に言われる覚えはないと反論し、加盟国間の亀裂が拡大している> (写真は、セルビアとの国境に有刺鉄線のフェンスを設置するハンガリー兵) 重要なEU(欧州連合)首脳会談を目前に控えた今、ルクセンブルクとハンガリーが激しくやり合っている。一方は相手国の難民対応に噛みつき、他方は相手国のタックスヘイブン(租税回避地)政策を非難した。 13日、ルクセンブルクのジャン・アセエルボーン外相は独ウェルト紙にこう語った。難民問題でEUの価値観を「著しく侵害している」ハンガリーをEUから締め出すべきだ――。シリアからの難民の通り道になっているハンガリーは、セルビアとの国境にフェンスを建設して国境を封鎖、難民を追い返している。言論の自由や司法の独立も尊重していない、とアセエルボーンは非
ハンガリー南部ロスケで、警察の規制線を突破した女の子を蹴る女性テレビカメラマンの様子を捉えた映像からの一コマ(2015年9月9日作成)。(c)AFP/INDEX.HU 【9月8日 AFP】ハンガリーで昨年9月、警察から逃げる移民らに足を引っ掛けて転ばせたり、子どもを蹴ったりする様子を撮影されたテレビカメラマンの女が起訴された。地元検察当局が7日、発表した。 起訴されたペトラ・ラースロー(Petra Laszlo)被告は、セルビアとの国境に近い町ロスケ(Roszke)付近で、子どもを抱えて全速力で走る移民の男性を転ばせたり、走っていた別の子どもを蹴ったりしたところを映像に収められ、世界中で怒りを巻き起こした。 検察は声明で「被告の暴力行為は(相手に)けがをさせなかったが、その行いは当時現場にいた一般の人々の憤りと激しい非難を招いた」と述べている。 ハンガリーの極右政党ヨッビク(Jobbik)
ハンガリーとクロアチアの国境を超える移民たち(2015年9月21日撮影)。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK 【9月22日 AFP】(一部更新)ハンガリー議会は21日、国境管理への軍の関与と殺傷力のない武器の使用を認める包括的な移民対策法案を可決した。新法では、不法移民を探すために警察が個人宅へ立ち入ることも認めている。 議会の3分の2の賛成を受けて可決された法案には、「国境に派遣された兵士らは、身体に危害を加えるよう設計された武器を、不可抗力の場合を除き殺傷力のない方法で、使用することができる」「警察と同様、殺傷力のない火器、ゴム弾、信号弾、催涙ガス入りの手投げ弾、投網銃などが使用できる」と記されている。また、兵士たちが身分証明書を確認したり、不法移民の身柄を拘束することも可能になる。 右派政権のオルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相(52)は、議会で「彼らはわ
One marching migrant told the BBC's Matthew Price: "I'm going to the Austrian border" Large groups of refugees and migrants in Hungary are trying to walk to the Austrian border, after defying official efforts to stop them. Hungary has announced it will send buses to transport them to the border. As darkness fell, police advised around 1,000 walkers on the main motorway to Vienna to put on light-co
【ブダペスト共同】ハンガリーに多数の難民や移民が流入している問題で、首都ブダペストの東駅では4日も西欧諸国行き国際列車の運行が停止され、ドイツなどを目指す数千人が駅構内と周辺で野宿を続けた。そのうち多くが同日、約250キロ離れた隣国オーストリアの首都ウィーンに向けて歩きだし、幹線道路がまひ状態になった。 欧州メディアによると、ブダペスト近郊ビチュケの駅では難民キャンプ行きを拒む約500人がハンガーストライキを実施した。 シリア北部から来た学生ドロバン・ジャパルさんは「ハンガリー政府が列車を運行しないので歩くことに決めた。ウィーンにたどり着く」と訴えた。
現在、ブダペスト東(Keleti)駅では、締め出された難民・移民による座り込みやデモンが行われておりますが、本件に関し在ハンガリー日本大使館より以下の注意喚起が発出されておりますのでお知らせいたします。 同駅をご利用予定の方は、最新情報に十分ご注意ください。 現在ブダペスト東駅前広場及び地下通路には、大量の難民が滞留しており、難民による断続的な抗議活動が行われています。こうした難民による抗議活動に対し、駅前広場では、武器を携行した機動隊員等による厳重な警戒態勢が敷かれています。また、東西一ヶ所ずつに限定されている駅構内への入場については、パスポート、乗車チケット等の書類を警察官に提示しなければ入場することができない等の入場制限措置がとられています。 東駅地下通路に設置されたトランジット・ゾーン(※難民に最低限の水・トイレ・簡易医療等を提供)等においては、食糧の無料配布を巡る難民同士のトラブ
ハンガリーの首都ブダペストにあるブダペスト東駅で、警官に抗議する移民たち(2015年9月1日撮影)。(c)AFP/ATTILA KISBENEDEK 【9月1日 AFP】(一部更新、写真追加)ハンガリーの首都ブダペスト(Budapest)のブダペスト東駅(Budapest Keleti Station)で取材中のAFP記者によると、同駅で1日、駅構内にいた難民全員に対し構外に出るよう退去命令が出された。国際列車が発着する同駅は、オーストリアやドイツに向かう列車に乗り込もうとする数百人の移民が、数週間にわたって泊まり込み、ごった返していた。 同駅では「追って通知があるまでブダペスト東駅に列車は発着しません。全員、駅構内から出てください」とスピーカーで放送があった。この放送の前には約500人の移民がオーストリアの首都ウィーン(Vienna)に向かう列車に乗ろうとしていた。 機動隊員を含む数百人
Britain, France and Germany have called for reception centres to be set up, and the finger printing of migrants and refugees, once they arrive in Europe. The three countries have requested an emergency EU meeting, to be held in Brussels in two weeks time, to discuss "concrete" measures to better deal with the increasing numbers of new arrivals. A focal point has been the Hungarian border with Serb
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