シリア北部ラッカで、イスラム国(IS)からの解放後初めての結婚式を挙げた新郎(中央右)と新婦(中央、2017年10月27日撮影)。(c)AFP/Dell souleiman 【10月29日 AFP】シリア北部ラッカ(Raqa)西郊のジャズラ(Jazra)の民家で27日、結婚式が行われ、男女が一緒に祝福のダンスを踊った。イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の支配下にあったつい数週間前までは、想像もできなかったことだ。 住民らがAFPに語ったところによると、米軍が支援するクルド人とアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」が17日にラッカを完全に制圧して以来、市内で結婚式が執り行われるのは初めてだという。ISの残忍な支配が続いた3年間には、こうした光景はあり得なかった。 ラッカでは4か月以上に及んだ戦闘による市街地の破壊が深刻だ。ジャズラも破壊され、電気の供給は発電機に頼るしかないものの