いつからか、SEALDs という若者たちの名前をTwitterで目にするようになった。 6月末にはこのブログでも、国会前の安保法制抗議行動の動画を紹介した。 参集人数は14日には15,000人、 15日には主催者発表で述べ10万人という。 新たな動きが、新たに核となる動きが出てきているのだ。 安倍首相や閣僚が発する言葉からことごとく意味が失われ、 空疎で嘘っぱちでいいのがれで無責任で、 だから何を言っているのかがさっぱりわからなくて、 いくらなんでもこれは真っ当な政治家の言葉ではない、 いや真っ当な人間の言葉ではないと呆然としている時、 若者たちの発する言葉が目に飛び込んできたのは明るい一条の光だ。 SEALDsの言葉は、国会前に行けない私にも聞き取ることができる。 彼らの言葉は、その場にいた人が撮った一枚の写真からも聞き取ることができる。 デモの紹介で貼ったアイキャッチ画像は、動画から私
誰もが呆れ、頭を抱える。安倍総理が放置してきた「取り巻き」たちの暴走、致命的な失言の数々。だが、今更抑え込むことはできない……。それが、自民党分裂への道に通じると知っていても、だ。 激怒した安倍総理 「厳重、迅速な処分をするよう指示して」 自民党3議員による「舌禍事件」が起きた直後、官邸で話を聞いた安倍晋三総理は、その場で即座に菅義偉官房長官にこう命じたという。 安倍総理は普段、年長である菅氏に対しては敬語を使っているが、この時は、思わず敬語を使うことを忘れていた。それほどの怒りだったのだ。 オレが安保法制を進めているこんな大事な時期に、なんてバカなことをしでかしてくれたんだ……安倍総理の頭はこうした憤懣でいっぱいになっていたことだろう。 温厚で知られる谷垣禎一幹事長ですら、 「安保法案に苦闘している与党の一員だという自覚が足りない!」 と激怒。野田聖子議員は講演会で、 「酒の席での愚痴の
国会前で抗議する若者たち集団的自衛権の行使容認など、圧倒的多数の憲法学者が「違憲」とする安保法制案が15日午後、衆院平和安全法制特別委員会で自民・公明による賛成多数で可決された。さらに与党は本日16日にも衆院本会議での採決を目論む。これに対し、15日夕方から護憲派市民団体による「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」、学生や若者主体の「SEALDs」などの呼びかけで、安保法制の強行採決に反対する人々が国会の周囲に集結。同日午後7時の時点で2万5000人以上が集まり、その後も続々と参加者は増加、最終的には午後10時までに、のべ人数として10万人もの人々が抗議の声をあげた(人数はいずれも主催者発表)。 15日、国会正門周辺は既に午後6時半の時点で、抗議のために集まった人々であふれかえっていた。ただでさえ蒸し暑い中、大勢の熱気でさらに暑く感じる。人々は口々に「安保法制反対!」「強行採
安全保障関連法案が衆院平和安全法制特別委員会で採決された15日、国会前には「強行採決徹底糾弾」の大合唱がこだました。午前に続き夕方から深夜まで市民らが抗議集会を開き、参加団体の発表で入れ替わりも含め10万人が集った。「国民なめんな」「勝手に決めるな」の声が上がった。 集会は「戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会」が主催。大学生らのグループ「SEALDs(シールズ)」の中心メンバー奥田愛基さん(23)が「俺たちはマジで怒っている。安倍政権を辞めさせよう。みんなで声を上げよう」と呼び掛けると、大歓声が起きた。 「憲法守らぬ総理は要らない」「何か自民党感じ悪いよね」「ア、ベ、ハ、ヤ、メ、ロ」。シールズメンバーがヒップホップ調で呼び掛けると、集会の熱気は最高潮に。周辺の歩道は身動きが取れないほどで、警察が車道にあふれ出す市民らに注意を続けた。 東京都北区の大学生斎藤鉄也さん(20)は、
2015年3月22日に開催した「安倍政権NO! ☆ 0322大行動」では、14000人もの人々が声をあげました。私達、主催の「安倍政権NO! ☆ 0322大行動 実行委員会」は、運動の継続が必要だと考え、「安倍政権NO! ☆ 実行委員会」と名称を変え、更なる展開を企画しています。 「安倍政権 NO! ☆ 0322大行動」では、多くの団体やグループの皆様にご賛同を頂きましたが、運動の継続を視野に入れ、当実行委員会への賛同を募集しています。安倍政権の暴走を止め、私たちの手に民主主義を取り戻し、平和な国を次世代に残すために、力を合わせていきましょう! 賛同団体はHPなどに掲載させて頂きます。 賛同費は必要ありません。 賛同をとりやめたい場合は、ご一報頂く事でその旨反映いたします。 現在から過去に渡り、非暴力で活動してきた団体やグループのご参加をお願いします。 「実行委員会」に参加ご希望の場合は、
『選挙』『精神』などの「観察映画シリーズ」で知られる映画作家、 想田和弘さんによるコラム連載です。 ニューヨーク在住の想田さんが日々「観察」する、 社会のこと、日本のこと、そして映画や芸術のこと…。 月1回の連載でお届けします。 第30回 政治家の「言葉の崩壊」が意味するもの 政治家の言葉の崩壊も、ついにここまで来たか。 そう感じた人も多かったのではないだろうか。「明治日本の産業革命遺産」の世界文化遺産への登録決定後に、安倍首相や岸田外相などが「『forced to work』は『強制労働(forced labor)』を意味するものではない」などと言い張った「事件」である。 報道によれば、日本の政府代表団はユネスコ世界遺産委員会で、「a large number of Koreans and others who were brought against their will and fo
だいぶ前に吉本隆明の著作の解説に付した文章だが、「岸信介と60年安保」について言及した箇所があり、それが7月15日のできごとに関連しているような気がしたので、 「大衆」の変遷 私自身は高校生のときから大学院生の頃まで吉本隆明の忠実な読者だったが、その後、しだいに疎遠になり、埴谷雄高との「コム・デ・ギャルソン論争」を機に読まなくなった。その消息については別のところに書いたのでもう繰り返さない。たぶんその頃、吉本がそれまで政治評論において切り札として使っていた「大衆」という言葉に不意にリアリティを感じられなくなってしまったからだろうと思う。それは吉本のせいではない。彼がその代弁者を任じていた、貧しくはあるが生活者としての知恵と自己規律を備えていた「大衆」なるものが、バブル経済の予兆の中でしだいに変容し、ついには物欲と自己肥大で膨れあがった奇怪なマッスに変貌してしまったことに私自身がうんざりした
2015イスラーム過激派エジプト東地中海地域 公開日:2015/07/13 7月11日、カイロ中心部のイタリア領事館前で駐車していた車が爆発し、1人が死亡、11人が負傷する事件が発生した。治安当局の捜査によると、車に爆発物が仕掛けられており、これが爆発した模様である。カイロでのテロ事件は7月1日にも起きたばかりである(検事総長暗殺事件)。 事件当日、「エジプトのイスラーム国」名義で、イタリア領事館前爆破事件の犯行を認める声明がインターネット上で発表された。 評価 事件は領事館の休日に起きたため、幸いにして犠牲者が少なかった。最近のエジプトにおいて、イスラーム過激派が外国領事館や大使館を攻撃対象としたことはなかったが、外国権益を狙うことによってエジプトへの外国人観光客の流れを止め、政府の経済回復政策に打撃を与えることが目的であろう。我が国を含む外国の諸関連施設も同様に標的となる可能性は否定で
公開連続講演会・立憲デモクラシー講座 V 第7回 「ガザ戦争 暴力の応酬の背景と今後の行方」 川上泰徳(ジャーナリスト) 元朝日新聞記者。特派員として長らく中東取材に携わる。著作に『シャティーラの記憶』岩波書店、『戦争・革命・テロの連鎖』彩流社など。 11/6(Mon.) 18:30-20:00 (17:30開場) 早稲田大学(早稲田キャンパス)3号館406教室(収容人数162名) 自由民主党の麻生太郎副総裁は、2023 年8 月8 日に、訪問先の台湾で、台湾海峡の平和と安定には抑止力の強化が必要であり、日米には台湾と共に「戦う覚悟」を示すことが求められるという趣旨の講演を行なった。 この発言は日本政府の従来の立場をも大きく踏み越え、東アジア情勢に一層の緊張をもたらすおそれがある。 第一に、この発言は、1972 年の日中共同声明で日本が「十分理解し、尊重」するとした「一つの中国」原則と矛盾
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