モースルの奪還(イラク政治家2名の発言) 2017年07月11日 15:40 イラクイラン モースル奪還について、当然のことながらイラクの政治家たちもみな歓迎の意を表明していますが、これまで多数派のシーア派の中で、かなり立場の異なってきた前首相マリキーとサドル師の発言が対照的で、今後のイラクの宗派問題(シーア派タイスンニ派)とかイランとの難しい問題を示唆しているようなので、二人の発言の要点だけ紹介しておきます。 勿論、このほかに差し迫った問題としては、9月にはクルド地域の将来を決める住民投票が予定されており(イラク政府はその実施に反対)、避難民の支援等差し迫った問題も抱えて、イラクとしては喜んでいる暇はないかと思います。 ・サドル師は、今後イラク国軍が治安維持のイニシアティブをとるべきで、特に西部国境の治安の責任持つべきであると語った。 同師はまた、イバーディ首相に対して、解放された地域に