アワミ連盟圧勝、7年ぶり政権へ バングラデシュ総選挙2008年12月30日22時51分印刷ソーシャルブックマーク 【ダッカ=小暮哲夫】29日に投票があったバングラデシュ総選挙(一院制、300小選挙区)で、旧野党のアワミ連盟が3分の2以上の議席を得て7年ぶりに政権に就くことが30日、確実になった。有権者には前政権の汚職体質への批判が強く、変化を求めたとみられる。 国営BSS通信が伝えた選管集計によると、実際に投票があった299選挙区のすべてで開票が終わり、アワミ連盟が231議席を獲得し、前回選挙(01年)の62議席から躍進。旧与党のバングラデシュ民族主義党は29議席で、前回の193議席から激減した。投票率は約70%だった。 同国では07年1月に予定されていた総選挙を前に両党の対立が激化し、非常事態が宣言され選挙が延期された。この間、選挙管理内閣が汚職一掃策を進め、両党の有力政治家を相次いで摘