【ソウル=箱田哲也】北朝鮮の朝鮮労働党機関紙、労働新聞は6日付で、先の日本の総選挙で惨敗した自民党について「時代錯誤の反動政治の当然の末路」などと酷評する記事を掲載した。朝鮮中央通信が伝えた。 記事は「麻生(首相)が遊説で口にしたのは、政権交代すれば混乱する、などと陰口ばかりで、腐敗政治に幻滅した民心を取り戻すことはできなかった」と自民党の敗因を分析。「総選挙結果はそのまま民心を失った自民党の総破綻(はたん)を宣告している」「特に注目されるのは自民支持者の3分の1が民主党側に寝返ったことだ」とも指摘した。 ラヂオプレスによると、北朝鮮メディアは総選挙の投開票日翌日の8月31日、異例の早さで「自民党大惨敗」などと報道したが、本格的な論評は今回が初めてという。