国際的にも少ない日本の女性数学者を数多く輩出しようと、九州大学は29日、2012年度入試で理学部数学科の後期日程に、女性に限定した募集「女性枠」を設けると発表した。女性枠を設ける大学は九州で初めて。 「女性ならではの視点と感性が研究・教育に多様性をもたらす」と数学科の教員が考案した。 数学科の定員は54人。後期日程9人のうちの5人が女性枠となる。試験科目も後期日程は数学のみだが、女性枠は「国際的に活躍してほしい」(同課)と、外国語の「英語2」「リーディング・ライティング」がある。 =2010/03/30付 西日本新聞朝刊=