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ブックマーク / dr-seton.hatenablog.com (5)

  • 日傘がない - シートン俗物記

    直上から照りつける太陽が耐え難くなってきて、自然に下を向くと地表からの照り返しもキツかった。 足下に僅かにへばりつく影が、白々と乱反射しているコンクリートと強烈なコントラストを作っている。なんで、こんなオーブンの中のチキンみたいになって歩いているのか…。汗は滴るというより湧き出てきて、濡れたシャツが体にまとわりついて気持ち悪い。汗が溜まってかぶれたヒザ裏が猛烈に痒いが、掻いてしまえば汗疹が酷くなる。僅かに吹いてくる風は涼をもたらすものではなくて、一層の熱をはらんでいる。そりゃそうだ。オーブンの中を吹き抜けているんだから。幻覚か鼻の奥が焦げ臭く感じて顔を上げると、汗が眼に入り込んでしみた。イライラを一層募らせるのは、脇を抜けていくクルマのせい。巻き起こされた音が耳に突き、埃がノドをいがらっぽくさせる。クルマに乗っている連中はエアコンをガンガンに効かせているんだろう。閉め切った窓からは運転手の

    日傘がない - シートン俗物記
  • エビの方が貝やカニより大事な前原 - シートン俗物記

    泡瀬干潟埋め立て、来年度にも再開 前原担当相方針 http://www.asahi.com/national/update/0803/TKY201008030490.html 沖縄島中部の泡瀬干潟の埋め立て事業をめぐり、前原誠司沖縄担当相は3日、昨年11月から中断している1期工事(約96ヘクタール)を再開する方針を決めた。東京都内で沖縄県沖縄市の東門美津子市長と会談し、同市がまとめた埋め立て計画の見直し案について、経済的合理性があると判断した。来年度にも埋め立てが再開される見通しだ。 事業は国、県、市がかかわり、干潟を埋め立てた土地に商業施設などを開発する。反対派住民が起こした訴訟で福岡高裁那覇支部が昨年10月、土地利用計画に「経済的合理性がない」として一部予算の支出差し止めを命じ、判決が確定していた。 この日、東門市長は前原氏に対し、2期工事を中止して埋め立て規模を縮小し、スポーツ交流

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  • 共産党に一票!?冗談でしょ - シートン俗物記

    鳩山政権のグダグダというか、裏切り行為に愛想を尽かした方々が、社民党さえ見放して来たるべき参議院選で「共産党に票を入れる」と表明されているようです。 「他に適当な政党がないから」共産党に投票するよ(kojitakenの日記) http://d.hatena.ne.jp/kojitaken/20100518/1274136598 民主も自民も嫌なら共産党(vanaroralの日記) http://d.hatena.ne.jp/vanacoral/20100517 お気持ちは判るんですが、ちょっと考えて欲しいところですね。というのも、静岡県民である私には苦い思い出があるからです。 昨今、相変わらず赤字ダダ漏れの地元静岡の静岡空港でありますが、建設を巡って長年に渡り論議がありました。結局のところ空港建設は様々な障害を押し切り、予想通りに赤字となったわけです。しかし、建設を止める可能性が無かったわ

  • 自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記

    さて、地方衰退とその処方箋?について取り上げると、 welldefined 21世紀のポルポトは郊外民を中心街に下放する みたいな意見が出てきます。つまり、強制力を伴った「中心市街地への移住推進」と捉えられているわけですね。まるでポルポトみたいだと。 が、自分が述べたいのはそんな事ではありません。もっと切実な事態への対応です。 ちょっと以下の写真を見て頂きましょうか。写真が巧くありませんが、道路拡張を撮影したものです。 場所は焼津市と藤枝市の市境付近。県道224号線、通称「大富藤枝線」です。道両側に広い歩道のついた二車線道路へ拡張しているところです。一般にはこうした道路事業は、「地域住民に喜ばれる事業」として批判されていません。高速道路のような「ムダ事業」とは違う、という事ですね。ですが、この「大富藤枝線」の先、大富、というところは田園風景の拡がる地域なのですよ。で、以下のような工事も行わ

    自滅する地方 郊外化問題は郊外の問題ではない - シートン俗物記
  • 映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」 - シートン俗物記

    東北地方の小都市であるコンビニエンスストア店長が自宅兼店舗で自殺した。この一見のどかに見える街に何があったのか。 なんてエピソードから始まるコンビニ商法にメスを入れたルポ。すでに、深町先生がレビューを書かれたので、ご存じの方も多いと思う。 コンビニ。バブル後の夢をらって http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20091119 まあ、こちらもコンビニ問題については興味があって、何度か取り上げてみたりしたので多少は知識もあったのだが、問題点を整理されると改めてセブンイレブン(とそのライバルチェーン)のえげつなさに身震いする思いがする。 冒頭のコンビニオーナーなのだが、土地も資産もある地元の名士クラスの人物が、“時代の流れ”に乗っかって、セブンイレブンのフランチャイズオーナーになる。場所柄もいいし、コンビニの問題点、「ロスチャージ」と「オープンアカウント」に苦慮しつつ

    映画化希望 ビジネスホラーの傑作「セブンイレブンの罠」 - シートン俗物記
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