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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (15)

  • 島で孤立生活18年、謎の先住民女性の逸話に「多くの誤り」

    伝説の謎 事実かそれとも空想か 伝説は史実なのか、それとも作り話か。歴史上の有名な伝説に改めてメスを入れ、当にあった出来事か、当時の人々の想像の産物だったのかを明らかにする。 定価:1,540円(税込) amazon 楽天ブックス

    島で孤立生活18年、謎の先住民女性の逸話に「多くの誤り」
  • 地球で最多量の鉱物、ようやく命名

    地球深部の下部マントル内に豊富に存在する鉱物がブリッジマナイトと命名された。地球に135年前に墜落した隕石が、研究の手がかりとなった。 Photograph by Chi Ma / Caltech 地球に最も多量に含まれると目されている鉱物に、このほど初めて名前が付けられた。ブリッジマナイト(bridgmanite)という。 この鉱物の存在は、専門家の間では数十年前には知られていたが、直接調べられるようになったのはここ数年のこと。地底の奥深くに豊富に眠っているが、存在の確認と調査が行われたのは、135年前に地球に衝突した隕石を用いてのことだ。 これまでその化学的組成から、ケイ酸塩ペロブスカイト((Mg,Fe)SiO-3)と呼ばれていたこの鉱物に与えられたブリッジマナイトという名前は、高圧に関する研究で1946年にノーベル物理学賞を受賞したパーシー・ブリッジマン(Percy Bridgman

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    werdy 2022/06/27
  • 交尾後にメスから自らを射出するオスグモ、カタパルト機構を駆使

    実験中にメスと交尾するマツガエウズグモ(Philoponella prominens)のオス(右)。(PHOTOGRAPH COURTESY OF SHICHANG ZHANG) 交尾(交接)後、相手のメスにべられる危険があるオスのクモが、巧妙な脱出方法を進化させた。自分の体を空中に射出する離れ業だ。 中国、武漢にある湖北大学の生態学者シーチャン・チャン氏が、マツガエウズグモ(Philoponella prominens)でこの現象を観察した。オスグモが性的共いから逃れるために自身の体を勢いよく飛ばす行動が確認されたのは初めて。チャン氏は大学の研究室でこの行動を観察し、驚いたと振り返る。 「超高速の動きは通常、動物が捕者から逃れるため、あるいは、獲物を捕らえるために使うもので、交尾の相手に対抗するために使うことはありません」と、チャン氏はメール取材に対し説明する。 学術誌「Curre

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    werdy 2022/04/30
  • メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明

    メスしかいないサラマンダーの個体群は、近縁種のサラマンダーのオスからDNAを「盗んで」いる。(PHOTOGRAPH BY ZAC HERR) 両生類のサラマンダーには、メスだけの集団がいる。それで不自由しないどころか、彼女たちは大いに繁栄している。 北米北東部にみられるトラフサンショウウオ属の一部がそうだ。彼女たちは自らのクローンを産んで新しい世代とすることができる。 多くの科学者は、このような集団は必ず行き詰まると考えるが、このほど科学誌「Journal of Zoology」に掲載された最新の研究で、そうとは限らないことが明らかになった。 オハイオ州立大学の研究チームは、切断された体の一部を再生させるサラマンダーの能力に焦点を当てた。彼らは捕者の攻撃や事故などでどこかの部位を失ってもすぐに再生できる。(参考記事:「再生能力を持つ生物、代表5種」、「死後3カ月たったミズクラゲが生き返っ

    メスしかいないサラマンダー、驚きの利点判明
  • 米国の壮大な実験 宇宙で核兵器を爆発させてわかったこと

    スターフィッシュ・プライムの爆発で発生した荷電粒子が、大気中の分子と衝突して人工オーロラが現れた。(IMAGE BY SCIENCE HISTORY IMAGES, ALAMY STOCK PHOTO) 1962年7月8日、グレッグ・スプリッグス氏は、家族とともに米ハワイ諸島の北西にあるミッドウェー環礁を訪れていた。父親に連れられて島の一番高い場所まで登ると、そこは夜の闇に包まれていた。まもなく、1500キロメートル離れた別の環礁から、米軍の核融合爆弾「スターフィッシュ・プライム」を乗せたロケットが打ち上げられる予定だった。 「父は、小さな明かりがちらりと見える程度だと思っていたので、見逃さないように方向をしっかり確認しようとしていました」と、スプリッグス氏は当時を振り返って言う。 そんな心配は無用だった。1.4メガトン級、広島に落とされた原爆の500倍の威力を持った核爆発が、見えないはず

    米国の壮大な実験 宇宙で核兵器を爆発させてわかったこと
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    werdy 2021/08/16
    “スターフィッシュ・プライム実験”
  • 一面がオレンジ色、カリフォルニアで相次ぐ森林火災

    消滅絶景 もう見られない世界の美しい自然 もう見られない風景、失われた絶景、消えてしまった動物、消えゆく自然などを貴重な写真でめぐる。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:2,640円(税込) amazon 楽天ブックス

    一面がオレンジ色、カリフォルニアで相次ぐ森林火災
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    werdy 2020/09/16
  • 「絶滅」ヨウスコウカワイルカの目撃情報、中国

    中国に生息していたヨウスコウカワイルカ(学名:Lipotes vexillifer)。2000年代初めに個体数の維持・回復能力を失った「機能的絶滅」を宣言された。(PHOTOGRAPH BY AVALON, ALAMY STOCK PHOTO) 個体数の維持・回復能力を失った「機能的絶滅」を10年前に宣言されたヨウスコウカワイルカ。今月、中国東部の長江で民間の保護活動家が目撃したと報じられた。 英紙「ガーディアン」と、中国政府出資のネットメディア「シックス・トーン」に掲載されたインタビューによれば、保護活動家のソン・チ氏は、このほど7日間にわたりヨウスコウカワイルカを捜索。10月4日にその姿を目撃したという。「長江からあんな風に跳び上がれる生物はヨウスコウカワイルカ以外にはいません。漁師も含め、目撃者全員が間違いないと感じました」と、ソン氏は語る。 まだ裏付けはないが、この目撃報告が当な

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    werdy 2020/07/31
  • 南極探検隊にみる、コロナ危機を乗り切るヒント

    1915年、エンデュアランス号が流氷に閉じ込められ、南極探検家のアーネスト・シャクルトンと乗組員は何カ月も孤立、危険、不確実性と向き合うことになった。シャクルトンは乗組員の士気を高く維持するため、さまざまな気晴らしを考えたが、サッカーもその一つだった。(PHOTOGRAPH BY FRANK HURLEY, SCOTT POLAR RESEARCH INSTITUTE, UNIVERSITY OF CAMBRIDGE/GETTY) 南極探検家のアーネスト・シャクルトンは1915年、自身の船エンデュアランス号が流氷に閉じ込められ、沈没し始めたとき、最小限の荷物だけを持って脱出するよう隊員に命じた。上限は1人当たり約1.8キロだ。 シャクルトンは唯一の例外として、気象学者として参加していた陽気な若者レオナルド・ハッセーの所有物であるウィンザー社の5弦バンジョーを認めた。レパートリーは限られてい

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    werdy 2020/07/08
  • 変革を模索するキューバ

    国家元首が変わって4年。カリブ海の社会主義国はどこへ向かうのか。希望と絶望が交錯する島を訪れた。 文=シンシア・ゴーニー 写真=パオロ・ペレグリン 半世紀に及ぶフィデル・カストロの支配が終わり、弟のラウルが国家評議会議長に就任して4年。社会主義国のキューバでは、市民が住宅や車を買えるようになったほか、小さな事業を始められるようにもなった。医療費や教育費は無料。最低限の料品は配給制度によって安く手に入る。 一方で問題なのが、「人民ペソ」と「兌換(だかん)ペソ」という2種類の通貨が流通していること。兌換ペソは外国人観光客が使うための通貨だが、実際には市民生活にも欠かせない存在となっている。公務員や国営企業の従業員は給与を人民ペソで受け取っているのに、化粧品や家具といった高価な商品を買う際には兌換ペソで支払わなければならない。人民ペソで給与をもらう医師より、観光客相手に兌換ペソを稼ぐタクシー運

    変革を模索するキューバ
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    werdy 2020/05/16
  • イギリスの少年、高価な龍涎香を発見

    香水の原材料として高値で取引される龍涎香(資料写真)。イギリスの少年チャーリー・ネイスミス君は、この4倍も重い塊を発見した。果たしていくらの値が付くのだろうか。 Photograph by David Liittschwager, National Geographic 昔から香料として珍重されてきた龍涎香(りゅうぜんこう)。マッコウクジラの腸内で生成される結石で、海岸に漂着した塊が偶然見つかる場合がある。イギリスの少年チャーリー・ネイスミス(Charlie Naysmith)君も発見の幸運に恵まれた1人だ。 数日前、南西部ドーセット州の海岸を父親と散歩していたネイスミス君(8歳)は、風変わりな石にふと目が留まった。早速自宅に持ち帰りインターネットで調べてみると、貴重な龍涎香とわかったという。重さは600グラムで、4万ポンド(約500万円)ほどの値が付くと見られている。 龍涎香は香水の原材

    イギリスの少年、高価な龍涎香を発見
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    werdy 2020/05/08
  • 元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓

    アイルランド出身の料理人メアリー・マローン。腸チフスが集団発生した際、初めて保菌者と特定された人物だ。メディアはマローンを「腸チフスのメアリー」と呼び、マローンの裁判と強制隔離は世間の注目を集めた。1909年ごろに公開されたこのイラストでは、マローンが頭蓋骨を割ってフライパンに入れている。(CHRONICLE, ALAMY) ジョージ・ソーパーはいわゆる探偵ではなかった。彼は土木技師だったが、公衆衛生の専門家のような存在になっていた。そのため1906年、米国ニューヨーク州ロングアイランドの家主が腸チフスの発生源の追跡に苦労していたとき、ソーパーに声がかかった。その夏、家主はある銀行家の家族と使用人にロングアイランドの家を貸していた。8月後半までに、この家に暮らす11人のうち6人が腸チフスに感染したのだ。 ソーパーは以前、ニューヨーク州の職員として感染症の調査を行っていた。「『エピデミック・

    元祖スーパースプレッダー「腸チフスのメアリー」が残した教訓
  • 手洗いの大切さ、発見したが報われなかった不遇の天才医師

    ドイツの医院で医師たちが手術前に手を洗う。手洗いは、19世紀後半になるまで一般的ではなかった。(PHOTOGRAPH BY JOKER, DAVID AUSSERHOFER/ULLSTEIN BILD/GETTY) インフルエンザや新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐ最も効果的な方法のひとつは、手を洗うことだ。これに異論を唱える人はほとんどいないだろう。米疾病対策センター(CDC)は、せっけんを使って20秒間手を洗い、流水ですすぐよう推奨している。(参考記事:「新型コロナウイルスに感染するとこうなる」) だがこうしたアドバイスは、いつの時代も常識だったわけではない。19世紀においては、むしろ非常識ですらあった。 1840年代のヨーロッパでは、子どもを産んだばかりの母親が、産褥(さんじょく)熱と呼ばれる病気で亡くなるケースが多かった。最良の医療を受けられた女性たちでさえ、そうだった。ハンガリー

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    werdy 2020/03/12
  • 新型コロナウイルスに感染するとこうなる

    2020年2月3日、封鎖されている武漢の病院で、回診中に肺のCTスキャン画像を見る医師。(PHOTOGRAPH BY STR/AFP VIA GETTY IMAGES) 中国で猛威を振るっている新型コロナウイルスについては、まだ知られていないことが多い。しかしひとつだけ確実なのは、このウイルスに感染すると、体中に異変が起きるということだ。(参考記事:「新型コロナ、インフルやエボラと比べた危険度は」) SARS(重症急性呼吸器症候群)やMERS(中東呼吸器症候群)のように動物から人間へ感染した過去のコロナウイルスは、通常の風邪ウイルスとは違い、多くの臓器に広がって様々な症状を引き起こした。今回の新型ウイルスも例外ではない。(参考記事:「MERSワクチン、開発が進まない理由」) わずか1カ月あまりで2000人以上の死者を出したのはそのせいだ。致死率はSARSの5分の1程度のようだが、死者数は既

    新型コロナウイルスに感染するとこうなる
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    werdy 2020/02/22
  • コロンブスの地図に隠されていた秘密、明らかに | ナショナルジオグラフィック日本版サイト

    500年前の地図に隠れていた文字が解明され、地図製作者の情報源や、後年製作された重要な地図への影響が明らかになった。(IMAGES BY LAZARUS PROJECT / MEGAVISION / RIT / EMEL、 COURTESY OF THE BEINECKE LIBRARY、 YALE UNIVERSITY) 1491年に製作されたこの写真の地図は、クリストファー・コロンブスが初の大西洋横断に挑んだ当時に認識されていた世界の姿を表した地図として、最も良い状態で残っているものだ。コロンブスは航海の計画を立てる際、実際にこの地図の写しを使っていた可能性が高い。(参考記事:「コロンブスに勝てなかった“新大陸発見者”とは?」) この地図を描いたのは、ドイツの地図製作者ヘンリックス・マルテルス。地図には当初、土地にゆかりの伝説や解説文が大量にラテン語で記されていたが、その大半は時と共に

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    werdy 2018/10/12
  • 第3回 ナゾの絶滅大型哺乳類デスモスチルスとは何者か

    デスモスチルス類は、日からカリフォルニアにかけての北太平洋沿岸地域でだけ、化石が発見される絶滅哺乳類で、特に日での化石が圧倒的に多い。よくみる復元画では、カバを思わせる雰囲気に仕立ててある。水辺の生き物という共通点があるからだろう。 日語では束柱類(そくちゅうるい)という。その名の通り、円柱を束ねたような歯が特徴で、ひと目みれば、その特殊な歯並び(?)は忘れられなくなる。当に「柱」のようだし、なにかの鉱物の結晶のようにも見える。いったいこの歯で何をべていたのか。現生動物に似た者はおらず、謎だ。おそらく海岸で活動していたそうなのだが、それも謎だ。現生の動物では、ゾウなどの長鼻類やジュゴンなどのカイギュウ(海牛)類と近いと言われているけれど、厳密なことはやはり謎だ。デスモスチルス類の代表的な種類のひとつ、パレオパラドキシアの名前は、「古生物学上(パレオ)のパラドックス」という、古生物

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