日比谷図書文化館にて催された「情報化時代に考えたい漢字の話」を聴講したので、文字起こしをします。 内容としては大きく三つに分かれており、 - 常用漢字表とは - 平成22年の改訂はどのようにして決まったのか - 常用漢字表の字体・字形に関する指針 でありました。特に「常用漢字表の字体・字形に関する指針(報告)について|文化庁」については2月29日に文化庁が公開したばかりの指針であり、非常にタイムリーなお話です。 講師は文化庁国語課の武田康宏さんです。常用漢字表や今回の指針の策定にも携っている方で、日本の国語政策に関る官僚のお話を聞けた貴重な機会でした。 この文字起こしは当日のレジュメと講師の発言を概ね時系列順に提示しつつ、私の補足や意見を追記する形で行きます。 講師の発言やレジュメの要約は、文章の前にバレットをつけてリスト形式にしています。 常用漢字表とは 漢字の数はどれ位あるか? Uni